解説
「巨象の道」のアーヴィング・アシャーが1952年に製作したギャング映画。「明日に別れの接吻を」のホレース・マッコイの原作から「前科者」のウォーレン・ダフが脚色し、「巨象の道」のウィリアム・ディーターレが監督した。撮影は「宇宙征服」のライオネル・リンドン、音楽は「廿日鼠と人間」のアーヴィン・タルボットである。「前科者」のウィリアム・ホールデン、「裸足の伯爵夫人」のエドモンド・オブライエン、「レイテ沖海空戦 永遠の海原」のアレクシス・スミス、「ルビイ」のトム・タリー、「栄光の星の下に」のエド・ベグリー、ダン・デイトン、アデール・ロングマイアなどが出演する。アメリカではパラマウントから発売された。
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「黒い街」のストーリー
大ギャング団暗躍の情報を握った特別犯罪調査委員会では捜査摘発をジョン・コンロイ(エドモンド・オブライエン)に命じた。ジョンは女友達アマンダ(アレクシス・スミス)を秘書役にし、幼な友だちのジェリー(ウィリアム・ホールデン)に協力を頼んで活動を開始した。アマンダとジェリーは最初反発し合ったが次第に接近して行った。ジェリーは現職警官を勤めているジョンの父マットがギャング団の首魁と目される実業家アイケルバーガーと結んでいるのを知り、マットに直接問い正した。しかしそれを知ったアイケルバーガーはマットを殺してしまった。ジョンはジェリーが語る父マットの死の真相を信じようとせず、殉職したと思いこんでいた。やがてジョンはアイケルバーガーはじめ、その一味と思われる人物を召喚して公聴査問会を開いた。査問会が終わってまもなく、事件のカギと思われるアルコ証券会社が火事になり証拠となる帳簿が全部焼失してしまった。ジョンは捜査に行きづまり辞職を決意した。しかし、アイケルバーガーに殺された男の妻がジェリーに面会を求めたことからアイケルバーガー一味が動き出し、ニセ電話でジェリーを街の拳闘場に誘い出した。その知らせをうけたジョンは警官隊とともに拳闘場に向かい、アマンダもかけつけた。だがジェリーはギャングの弾丸をうけ、アイケルバーガー一味を捕えたジョンがかけよったとき、彼はアマンダに抱かれて息をひきとっていた。
「黒い街」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「黒い街」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1952 |
公開年月日 | 1955年7月23日 |
製作会社 | I・アシャー映画 |
配給 | 新東宝=映配 |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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