グラン・プリ

ぐらんぷり Grand Prix
上映日
1967年2月1日

製作国
アメリカ

制作年
1966
上映時間
176分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

「ワーロック(1959)」のロバート・アーサーが、ロバート・ディリーのノンフィクション『残酷なスポーツ』その他、オートレースの記録にもとずいてストーリーを書き、劇作家ウィリアム・ハンリーが脚色、「大列車作戦」のジョン・フランケンハイマーが監督にあたった。撮影は「影なき狙撃者」のライオネル・リンドンで、レース・シーンには20数台のカメラが動員された。音楽はモーリス・ジャール、レース顧問にはジョー・ボニアー、レース技術監督はジム・ラッセルが担当した。出演は「砦の29人」のジェームズ・ガーナー、「7人目に賭ける男」のイヴ・モンタン、三船敏郎、「いそしぎ」のエヴァ・マリー・セイント、「スェーデンの城」のフランソワーズ・アルディ、ブライアン・ベドフォードほか。またレース・シーンにはブルース・マクラレン、ボブ・ボンデュラント、フィル・ヒル、グラハム・ヒルなど世界的レーシング・ドライバーが出演する。製作担当はエドワード・ルイス。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
  • 【BD】グラン・プリ

TVで観る

ユーザーレビュー

「グラン・プリ」のストーリー

国際オートレースのトップをきって行われたモンテ・カルロのグラン・プリ・レースで惨事が突発した。アメリカ人ピート(ジェームズ・ガーナー)は地中海に投げ出され、幸に軽傷ですんだが、イギリス人スコット(ブライアン・ベドフォード)は壁に激突して重傷を負った。優勝はサルティ(イヴ・モンタン)だった。ピートとスコットのスポンサー、ジョーダンは2人を激しく非難したが、弁護してくれたのはサルティだった。ところで、レーシング・ドライバーの生活は女性の憧れの的だが、彼らの家庭生活は必ずしも平穏ではなかった。スコットの妻パットは離婚を決意し、サルティはフェラリ創立者の娘モニークと結婚していたが、生活は暗礁にのりあげ、パーティで知り合った雑誌記者のルイーズ(エヴァ・M・セイント)を愛し始めていた。そしてピートの妻も彼のもとを去っていった。傷心の彼に救いの手をさしのべたのは、ホンダの矢村(三船敏郎)だった。彼はピートのファイトを買い、日本チームへの参加を勧めた。矢村のおかげでピートはよみがえり、つぎつぎとレースに優勝していった。傷いえたスコットも第一線に復帰し、モンテ・カルロで2位に入賞したニーノ、それにピートとサルティを加えた4人が各地のレースでしのぎを削りあった。そしてフォーミュラー・ワンの最後のレースであるモンツアのイタリア・グラン・プリを迎えることになった。レースは白熱化し、異常な興奮をまき起こした。特にサルティの運転ぶりに大歓声が起こり、その歓声にホテルにこもっていたルイーズも思わず飛び出した。だがその時、サルティの車はコントロールを失い、壁にあたって爆発してしまった。これを見てニーノは車を降りた。レースはピートとスコットの争いとなり、少しの差でゴールを奪ったのはピートの白いホンダだった。新しいチャンピオンの誕生に観衆は熱狂した。しかし名選手サルティを失って動揺したピートは、心の真の平和を、尊敬する矢村の国から見い出したいと日本行きを決意した。そして、もしそれが見つかったら、再びレースに戻ることはあるまいと思っていた。

「グラン・プリ」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「グラン・プリ」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1966
公開年月日 1967年2月1日
上映時間 176分
製作会社 ジョン・フランケンハイマー=ダグラス&ルイス・プロ共同
配給 MGM
レイティング 一般映画
アスペクト比 70mmワイド(1.2.20)
カラー/サイズ カラー
音量 6chステレオ

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
1966年11月下旬号 「グラン・プリ」を終えて
1967年1月下旬正月特別号 新作グラビア グラン・プリ
1967年3月上旬号 旬報試写室特集 グラン・プリ
1967年3月下旬号 外国映画批評 グラン・プリ

今日は映画何の日?

注目記事