解説
どこかで見たような風景を羅列させ、観客に自分の中の“遥かな記憶”と映像から受けるイメージを接触させようとする、感覚的映像体験自主映画。監督は高橋玄監督の「心臓抜き」などの助監督を経て、本作品でデビューを果たした鈴木亮。撮影は「嵐の季節」の石倉隆二。16ミリ。
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ユーザーレビュー
「ふと、」のストーリー
ふたりの男が映画の始まりを告げる。緑が生い茂る森の中で、女の子が一服の茶を勧める。次に、カメラは稲刈りのおじさんや街角の祠を詣で回る宮司さん、元宇宙飛行士のドイツ人らの姿をとらえ、続いて少女すさみの後を追って行く。すさみは、街や森、川辺を徘徊し、様々な人たちや風景に出会う。新世界の酔っ払いおじさん、森の中の画家、引っ越し最中の一家、そして披露宴最中の新郎新婦。彷徨を続けるすさみは、やがてすすきをかきわけかきわけ、夕陽に映えるすすき野の丘に出ると、いつまでもそこに静かに佇んだ。
「ふと、」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ふと、」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1996 |
公開年月日 | 1996年6月29日 |
上映時間 | 130分 |
製作会社 | 雲呼庵作品 |
配給 | 雲呼庵 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
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1996年9月下旬特別号 | 日本映画紹介 ふと、/ORGAN |