解説
離婚問題に揺れる家族の葛藤を、ユーモラスに描いたドラマ。監督は「東京日和」の竹中直人。脚本は、本作で第25回城戸賞を受賞した経塚丸雄。撮影を「ホーム・スイートホーム」の佐々木原保志が担当している。主演は、「三文役者」の竹中直人、「狗神」の天海祐希、映画初出演の冨貴塚桂香、「シャ乱Qの演歌の花道」の簑輪裕太。芸術文化振興基金助成事業作品。
ユーザーレビュー
「連弾」のストーリー
横浜に亡父から譲り受けた8軒の借家を持つ正太郎は専業主夫。妻の美奈子はゼネコンの設計課長。ある夜、そんな逆転夫婦が大喧嘩を始めた。原因は美奈子の浮気だ。そしてそれ以来、息子の徹は母を頑なに拒み、ピアノの発表会での母との連弾のことで頭がいっぱいの娘の真理は両親の醜い争いをただ傍観するようになる。やがて、離婚を決意した美奈子が家を出て行った。残された正太郎は、以前にも増して子供たちの面倒をみるようになるが、彼らにとっては鬱陶しいだけ。そんな中、こっそり母のマンションを訪ねた真理は、父の悪口を言う自分をなだめる母の姿を見て夫婦の複雑さを感じ、一方、口では母を許さずにいても心のどこかでは母を必要としていた徹も、「徹の母さんはただひとりだけだ」と父に慰められる。そして、ピアノの発表会の日。正太郎と徹が客席で見守る中、美奈子と真理は舞台へ向かって歩き出して行く。
「連弾」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「連弾」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2001 |
公開年月日 | 2001年3月31日 |
上映時間 | 104分 |
製作会社 | 松竹=東京放送=博報堂=衛星劇場=IMAGICA=セディックインターナショナル |
配給 | 松竹 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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