解説
不治の病に冒された娘と、彼女が恋する英国と香港の二人の青年の三角関係を描くラヴ・ロマンス。監督・製作・脚本は「月夜の願い」のリー・チーガイ。撮影はビル・ウォン。音楽は香港音楽界の旗手マーク・ライ。主題歌は本作のヒロインで人気歌手のケリー・チャンの『風雪花』。使用曲は他にレナード・コーエンの『Dance Me to the End of Love』など。出演は「天使の涙」の金城武、「デッドヒート」のマイケル・ウォン、「欲望の街 古惑仔」シリーズのチャン・シウチョンほか。
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「世界の涯てに」のストーリー
香港。不治の病に冒されたケリー(ケリー・チャン)は、裕福な家庭の娘。ある日、彼女は街で探し物を何でも引き受ける便利屋のチュン(金城武)に出会う。ケリーはチュンに、死ぬ前にもう一度会いたい男性を探すことを依頼した。手掛かりはわずかだったが、常に親身な態度で仕事を続けてくれるチュンと、病気も忘れて過ごす楽しい日々。探していた男性はテッド(マイケル・ウォン)。ケリーはチュンに、「彼はスコットランドの沖に死者の魂が帰っていく“世界の涯て”という場所から、自分の心の支えとなるために来た人なの」と語る。だが、テッドはケリーに、父親から英国にあるホテルを継いだと言って、住所を渡すとすぐに去ってしまった。自分の病気が悪化しているのを知ったケリーは、はじめはためらったが、テッドと共に最後を迎える決心をしてスコットランドへ渡る。そんなケリーを追うチュン。スコットランド。テッドに会ったケリーだったが、彼女が最後に選んだ人は、彼女を“世界の涯て”まで追ってきたチュンだった。香港に戻った二人は結ばれた。ケリーはまもなく、病のために亡くなった。ケリーの葬儀。二人の男、チュンとテッドをそっと見守るケリーの霊の姿があった。
「世界の涯てに」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「世界の涯てに」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス |
製作国 | 香港 |
製作年 | 1996 |
公開年月日 | 1997年7月5日 |
上映時間 | 111分 |
製作会社 | 電影人影業有限公司(UFO)=ゴールデン・ムービーズ作品 |
配給 | エース ピクチャーズ配給(アミューズ=エース ピクチャーズ提供) |
レイティング |
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