解説
父親の暴力に怯えた過去を持つ中年男の血の宿命の悲劇を描いたドラマ。監督・脚本は「TOUCH タッチ」のポール・シュレイダー。原作はラッセル・バンクスの『狩猟期』(早川書房刊)。撮影は「フェリシアの旅」のポール・サロシー。音楽は「アルビノ・アリゲーター」のマイケル・ブルック。出演は「ナイトウォッチ」のニック・ノルティ(製作総指揮も)、ジェームズ・コバーン、「ストレイト・ストーリー」のシシー・スペイセク、「イグジステンズ」のウィレム・デフォーほか。98年度アカデミー賞助演男優賞(コバーン)受賞。
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「白い刻印」のストーリー
アメリカの雪深い田舎町。警官ウェイド(ニック・ノルティ)は妻リリアンと離婚し、娘のジルとも疎遠になった冴えない中年男。幼い頃はアル中の父親グレン(ジェームズ・コバーン)の暴力に怯え、今も町の有力者ラリビエールの下で糊口をしのぐ辛い人生だ。そんなある日、町の唯一の観光資源である鹿狩りに訪れた州の組合幹部トワンブレーが事故死する事件が発生。幹部を案内した知人ジャックの態度に不審を抱いたウェイドは、事件の背後にラリビエールがらみの陰謀を疑い、独自に捜査を開始。そんな矢先、老いた父グレンが起こしたボイラーの事故で母が亡くなる。恋人マージ(シシー・スペイセク)と共に父と同居を始めたウェイドは、事件を解決した暁にはマージと結婚してジルも引き取り、人生の再出発を図ろうと奔走する。だが、やがてウェイドは、事件の意外な真相を知り、さらに自分が憎んでいた父親と同じ破滅への道を歩んでいることに気づくのだった。
「白い刻印」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「白い刻印」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1997 |
公開年月日 | 2000年6月24日 |
上映時間 | 114分 |
製作会社 | レイズマン=キングスゲイト・プロ作品(ラルゴ・エンターテインメント提供) |
配給 | 東北新社 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSR |
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