カノン(1998)

かのん Seul contre tous
上映日
2000年9月30日

製作国
フランス

制作年
1998
上映時間
93分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

娘を愛してやまない男のモノローグをリアルで挑発的な映像で綴った「カルネ」の続編。監督・脚本は「カルネ」のギャスパー・ノエ。製作・編集は「ミミ」のルシール・アザリロヴィック、ギャスパー・ノエ。撮影は「百貨店大百科」のドミニク・コラン。出演は「カルネ」のフィリップ・ナオン、ブランディーヌ・ルノワールほか。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
  • 【DVD】カノン

TVで観る

ユーザーレビュー

「カノン(1998)」のストーリー

自ら経営する馬肉店を失った男(フィリップ・ナオン)はカフェの女主人(フランキー・パン)の愛人となり、女主人は妊娠。カフェを売却して片田舎へ移り、生活をやり直すことに。が、ちょっとしたいざこざから男は女主人の腹を殴りまくり、銃を手にパリへ舞い戻る。思い出の「未来ホテル」に投宿。昔この部屋で関係を持った女が娘シンシア(ブランディーヌ・ルノワール)を産んだ。その後、シンシアは施設に預けられていた。無一文同然の男は職探しに明け暮れるものの、かつての友人、取引先からは冷たくあしらわれる。有り金をはたいて出かけた居酒屋でもからかわれ、追い出される始末。男は居酒屋にいた客たちを撃ってから自殺する決意をする。いきまいて再び店に向かうも既に閉店だった。男は施設からシンシアを連れ出す。所持金がないため、滞在中のホテルの部屋へつれていく。シンシアを前に彼の妄想は膨らむ。彼女と関係を持ってからその首に一発撃ちこむのだ。ドクドク流れる娘の血。と、我に返った男はシンシアにすがるように抱きつき、子供のように泣きじゃくる。愛する娘を守ることに生きる意味を見出した男は、他の男に自分の娘が処女を奪われるなら、自分が娘を大人にしてやると固く心に誓うのだった……。

「カノン(1998)」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「カノン(1998)」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 フランス
製作年 1998
公開年月日 2000年9月30日
上映時間 93分
製作会社 シネマ・デ・ラ・ゾーヌ作品(ラブ・ストリームス・プロ=カナル・プリュス提供)
配給 アスミック・エース エンタテインメント
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
音量 ドルビーSRD

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
2000年10月上旬秋の特別号 作品特集 「カノン」 対談 ギャスパー・ノエ×若松孝二
作品特集 「カノン」 作品評
新作紹介 カノン
2000年11月上旬特別号 劇場公開映画批評 カノン
外国映画紹介 カノン