解説
離婚した夫の父親と奇妙な同居生活を送りながら、自立への道を歩き出す中年女性の姿を描くヒューマン・ドラマ。監督は「わたしがSuki」の槙坪夛鶴子。門野晴子の原作を基に、原田佳夏が脚色。撮影を「カラフル」の藤沢順一が担当している。主演は、「すずらん 少女萌の物語」の萬田久子と「あの、夏の日 とんでろ じいちゃん」の小林桂樹。東京女性財団助成作品。
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「老親」のストーリー
姑の死後、長男の妻というだけで夫・信重の実家のある奈良・斑鳩で舅・兼重の面倒を押しつけられた専業主婦の成子。それから7年、彼女は夫の大阪転勤を機に離婚を切り出し、自分自身の人生を生きる為に娘の聡子と共に東京へ帰る。だが、そんな彼女の元に兼重が上京して来てしまう。最早、何の関係もない舅との生活。成子はそれをほんの一時のものと考えていたが、いつしか3年の月日が流れた。しかしその間、“お殿様”だった兼重も身の回りの仕事をマスターし、作家を目指し奮闘する成子や聡子の生活を支える”主夫“に大変身。彼らは、互いに必要とし合う”共生生活“を成功させていた。だが、寄る年波には勝てず兼重は病に倒れ、2年後、大往生を遂げる。さて、再び聡子とふたりきりの生活になった成子の元に、今度は寝たきりの実母・まさが転がり込んで来た。母から嫌われていた成子にとって、望む筈もない同居生活。しかし、彼女は介護福祉士を目指す聡子の協力を得ながら、新しい生活を始めるのだった。
「老親」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「老親」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2000 |
公開年月日 | 2000年10月14日 |
上映時間 | 112分 |
製作会社 | パオ=「老親」製作委員会 |
配給 | パオ=「老親」製作委員会 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
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