解説
室町時代中期に徳政一揆を起こした蓮田兵衛の戦いを描いた直木賞作家・垣根涼介による同名時代小説を、「あんのこと」の入江悠監督、「ディア・ファミリー」の大泉洋主演で映画化したアクション時代劇。大飢饉と疫病が国を襲うなか、兵衛は無頼どもを率いて幕府軍に挑む。蓮田兵衛を演じた大泉洋は本格的な殺陣・アクションに初挑戦。無敵の棒術を身につけ戦う才蔵をアイドルグループなにわ男子の長尾謙杜が、兵衛の宿敵となる骨皮道賢を「おまえの罪を自白しろ」の堤真一が演じる。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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ライター、編集岡本敦史地獄のような庶民の窮状や、大スケールで描かれる一揆の場面など、現代に直結するメッセージ性をこれでもかと押し出す部分には作り手の本気を感じる。が、室町時代の文化や... もっと見る
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映画評論家北川れい子なんとCMや司会などテレビに出ずっぱりの大泉洋が三船敏郎をやっている。いや、そう見える。無骨さや台詞回しは三船より薄味だが、演じている人物やその行動は「七人の侍... もっと見る
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映画評論家吉田伊知郎ジャンル映画に次々挑む入江悠の姿勢に毎回瞠目する。今回は、これまでほぼ手つかずの時代背景とあって自由度は高いだけに、京を終末感溢れる無国籍な街に作り変えて欲しか... もっと見る
「室町無頼」のストーリー
1461年、応仁の乱前夜の京(みやこ)。大飢饉と疫病が同時にこの国を襲い、加茂川付近にはたった2ヶ月で8万を超える死体が積まれ、人身売買、奴隷労働が横行していた。だが、時の権力者は無能で享楽の日々を過ごすばかり。貨幣経済が進み、富める者はより一層富み、かつてない格差社会となっていた。己の腕と才覚だけで混沌の世を泳ぐ自由人の蓮田兵衛は、密かに倒幕と世直しを画策する無頼人。京とその周辺の悲惨な状況と窮民を見た兵衛は、立ち上がる時を狙っていた。一方、才蔵は武術の才能を秘めながらも天涯孤独で夢も希望もない日々を送っていた。兵衛は才三を見出し、鍛え、手下にしたのをはじめとし、抜刀術の達人、槍使い、金棒の怪力男、洋弓の朝鮮娘ら、個性たっぷりのアウトローたちを束ねていく兵衛。かつての悪友・骨皮道賢率いる幕府軍が立ちはだかるなか、兵衛はついに巨大な権力に対して空前の大暴動を仕掛ける。
「室町無頼」の映像
「室町無頼」の写真
「室町無頼」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「室町無頼」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 時代劇 アクション |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2025 |
公開年月日 | 2025年1月17日 |
上映時間 | 135分 |
製作会社 | 「室町無頼」製作委員会(東映=東映アニメーション=テレビ朝日=アミューズクリエイティブスタジオ=東映ビデオ=コーエーテクモゲームズ=読売新聞社=クリエイティブオフィスキュー=LINEヤフー=日本出版販売=北海道テレビ)(製作幹事:東映/製作プロダクション:東映京都撮影所) |
配給 | 東映 |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
公式サイト | https://muromachi-outsiders.jp/ |
コピーライト | (C)2016 垣根涼介/新潮社 (C)2025『室町無頼』製作委員会 |