解説
2人の青年と一人の少女が冬のパリを駆け巡るポップな作品。監督・脚本はジャン=リュック・ゴダールで、幻の傑作とされていた64年製作のモノクロ映画。今回日本初公開となる。原作はドロレス・ヒッチェンズの推理小説『愚か者の黄金』。撮影はラウル・クタール。音楽はミシェル・ルグラン。出演は「女と男のいる舗道」のアンナ・カリーナ、「5時から7時までのクレオ」のサミー・フレイ、「捕えられた伍長」のクロード・ブラッスールほか。ナレーターはゴダールが担当。2017年1月21日よりデジタル・リマスター版を上映(配給:コピアポア・フィルム)。
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「はなればなれに(1964)」のストーリー
肌をさす冷気が心地よい冬のパリ。フランツ(サミー・フレイ)とアルチュール(クロード・ブラッスール)は性格が表と裏ほど違うものの、共に推理小説マニアの親友同士。そんな二人は、北欧から叔母の住む屋敷へやってきた英語学校の生徒オディール(アンナ・カリーナ)から、屋敷に脱税か何かで隠している大金があると聞かされる。可愛いオディールに惹かれる2人だが、一方、その金をくすねようと彼女を巻き込んで泥棒計画を立てる。ついに決行の日を迎えた3人。しかし、次から次へと事態に狂いが生じてしまい、アルチュールが男に撃たれてしまう。フランツとオディールは車で逃走、貨物船で海を渡る。こうして物語は三文小説のように終わるのだった。
「はなればなれに(1964)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「はなればなれに(1964)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 1964 |
公開年月日 | 2001年2月3日 |
上映時間 | 96分 |
製作会社 | アヌーシュカ・フィルム=オルセイ・フィルム |
配給 | フランス映画社 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | モノクロ/スタンダード |
音量 | モノラル |
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