解説
実在の麻薬ディーラー、ジョージ・ユングの半生を描いた人間ドラマ。監督・製作は「ビューティフル・ガールズ」のテッド・デミ。脚本は「追撃者」のデイヴィッド・マッケンナと、「シーズ・ソー・ラヴリー」などの監督として知られるニック・カサヴェテス。撮影は「サマー・オブ・サム」のエレン・クラス。出演は「ショコラ」のジョニー・デップ、「すべての美しい馬」のペネロペ・クルス、「ドクター・ドリトル」のポール・ルーベンス、「アム・アイ・ビューティフル?」のフランカ・ポテンテ、「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」のレイチェル・グリフィス、「ハンニバル」のレイ・リオッタほか。
「ブロウ」のストーリー
幼少時代、極貧を経験したジョージ・ユング(ジョニー・デップ)は、1960年代後半、カリフォルニアでドラッグの密売をはじめ、みるみる商才を発揮する。しかし72年、販売目的のマリファナ不法所持で逮捕。だが獄中で裏社会の大物パブロ・エスコバルに出会い、彼の信頼を得たことで、ジョージの名はますます轟くことになる。70年代後半、ジョージの提供するコカインはバブル期のアメリカにおいてパーティー・ライフの必需品と化した。またその頃、久々に愛を注げる女性マーサ(ペネロペ・クルス)に出会い、2人は結ばれ娘をもうける。しかしジョージの人生は、80年代に入ってから凋落していく。彼は熱烈に娘を愛するが、足を洗おうとしても裏社会から抜け出せず、何度も服役し、妻と娘の愛を失う。そして、いまも服役中のジョージ。ある日、初めて面会に来てくれた娘を抱きしめるのだが、それは幻だった。
「ブロウ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ブロウ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 伝記 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2001 |
公開年月日 | 2001年9月15日 |
上映時間 | 123分 |
製作会社 | スパンキー・ピクチャーズ=アポストル・ピクチャーズ(ニューライン・シネマ 提供) |
配給 | ギャガ=ヒューマックス |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | ドルビーSRD/DTS/SDDS |
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2001年10月下旬号 | 劇場公開映画批評 ブロウ |