解説
19世紀のパリに実在した探偵ヴィドックの死をめぐるゴシック・ミステリー。監督・脚本はこれがデビューとなるピトフ。共同脚本は「クリムゾン・リバー」のジャン=クリストフ・グランジェ。音楽も「クリムゾン・リバー」のブリュノ・クレ。美術は「宮廷料理人ヴァテール」のジャン・ラバス。キャラクター・デザインは「ロスト・チルドレン」の共同監督などで知られるマルク・キャロ。出演は「宮廷料理人ヴァテール」のジェラール・ドパルデュー、「ザ・ビーチ」のギヨーム・カネ、「愛のめぐりあい」のイネス・サストレ、「クリクリのいた夏」のアンドレ・デュソリエ、「エステサロン ヴィーナス・ビューティ」のエディット・スコブ、「ジャンヌ・ダルク」のジャン・ピエール・ゴズ、「シベリアの理髪師」のイザベル・ルノーほか。2001年シッチェス映画祭5部門受賞。
ユーザーレビュー
「ヴィドック(2001)」のストーリー
1830年パリ、大泥棒から名探偵への転身を果たした英雄ヴィドック(ジェラール・ドパルデュー)死亡のニュースが伝えられていた。生前、彼自身から自伝執筆の依頼を受けたというエチエンヌ(ギヨーム・カネ)は、ヴィドック殺しの犯人探しを始める。ヴィドックが死んだガラス工場では、警視総監のロートレンヌ(アンドレ・デュソリエ)と部下のトゼ(ジャン・ピエール・ゴズ)が調べていたが、全く手がかりは見つからない。一方、エチエンヌは独自に調査を進めるが、彼が訪ねた人物は、ヴィドックを殺した黒いマントの殺人鬼に咽喉を切られてしまう。やがてエチエンヌは、ヴィドックの死を見届けたガラス職人から話を聞くために、踊り子プレア(イネス・サストレ)やヴィドックの相棒ニミエ(ムサ・マースクリ)と共にガラス工場へと向かう。そこに現われたのは、なんとヴィドック。彼は釜戸の中へ落ちるふりをして、横穴へ入っていたのだった。そして犯人の正体は、実はエチエンヌ。2人は再び乱闘し、エチエンヌはヴィドックに殺されるのだった。
「ヴィドック(2001)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ヴィドック(2001)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | サスペンス・ミステリー |
製作国 | フランス |
製作年 | 2001 |
公開年月日 | 2002年1月12日 |
上映時間 | 98分 |
製作会社 | ストゥディオキャナル=RF2Kプロダクション=TF1フィルムズ・プロダクション |
配給 | アスミック・エース |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD |
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