解説
30年振りに製作が再開された映画を巡って巻き起こる恐怖を描くホラー。監督は「突破者太陽傳」の高橋玄。深谷陽による原作コミックを基に、中西正茂と高橋監督が共同で脚色。撮影監督に「漂流街」の今泉尚亮があたっている。主演は、白石朋也と「ユメノ銀河」の小嶺麗奈。DVからのレーザーキネコ。
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ユーザーレビュー
「LADY PLASTIC」のストーリー
特殊メイクアップ・アーティストの淳は、彼に秘かな思いを寄せる新進女優・山口梨奈が主演に抜擢された世界的映画監督・赤木宏明の新作「森の瞳」の特殊メイクを任されることになった。だが、その映画は30年前に赤木監督のデビュー作としてクランクインしながら突然製作中止となった曰く付きのもの。果たして、製作が開始された途端、キャメラマンの木下が照明の落下事故で両目を失明、梨奈も謎の昏睡状態に陥ってしまう。そんな中、助監督・小林の調べによって30年前映画を製作中止に追い込んだ事件が明らかになる。当時、助監督だった赤木は、ある劇団に所属していた霧島美映という青い瞳の女優に惚れ込み、自身のデビュー作ともなる彼女の主演映画の脚本を書き上げていた。しかし、クランクイン直前に会社の意向で美映は降板を余儀なくされ、代わりに吉村純子という女優が主演を務めることになった。ところが、主役を奪われた美映は悔しさから純子の前で自らの目をくり抜くという凶行に出、その後、自殺。純子も謎の死を遂げ、映画は製作中止となったのだ。そして今、淳と小林は赤木監督の恐るべき計画を知る。それは、淳が作った美映のダミー人形を撮影し、それを観た観客に本物の人間だと思わせることによって、死者・美映を現実に呼び戻そうとするものであった。だが、淳と小林の活躍によって赤木監督の計画は阻止され、梨奈も意識を取り戻す。
「LADY PLASTIC」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「LADY PLASTIC」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ホラー |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2001 |
公開年月日 | 2001年9月29日 |
上映時間 | 111分 |
製作会社 | シー・アイ・エー=ハマーズ(製作協力 ディスカバリー・エンターテインメント/企画 インデックス・ガン・ピクチャーズ/制作協力 ビルドアップ) |
配給 | ハマーズ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | ヨーロピアン・ビスタ(1:1.66) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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2002年10月下旬号 | 日本映画紹介/外国映画紹介 LADY PLASTIC |