解説
ゴールドラッシュに沸くアメリカ西部を舞台にした壮大な人間ドラマ。監督は「ひかりのまち」のマイケル・ウィンターボトム。脚本は「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」のフランク・コトレル・ボイス。原作はトマス・ハーディの小説『カスターブリッジの市長』。撮影は「ボクと空と麦畑」のアルウィン・カックラー。音楽は「ひかりのまち」のマイケル・ナイマン。美術も「ひかりのまち」のマーク・ティルデスリー。編集も「ひかりのまち」のトレヴォー・ライト。出演は「アメリカン・ビューティー」のウェス・ベントレー、「バイオハザード」のミラ・ジョヴォヴィッチ、「フォルテ」のナスターシャ・キンスキー、「セッション9」のピーター・ミュラン、「go」のサラ・ポーリーほか。2001年ベルリン国際映画祭ベリルナーレ・カメラ賞、ヴァリャドリッド国際映画祭撮影賞受賞。
ユーザーレビュー
「めぐり逢う大地」のストーリー
1867年のカリフォルニア州。ダニエル・ディロン(ピーター・ミュラン)が支配するキングダム・カムという町に、若く理想に燃えた測量技師のダルグリッシュ(ウェス・ベントレー)たち、鉄道開通を目指す一行がやってくる。彼らと一緒に、かつてディロンの妻であったエレーナ(ナスターシャ・キンスキー)とその娘ホープ(サラ・ポーリー)も訪れていた。ホープとダルグリッシュの間には恋愛感情が芽生え、ディロンの情婦であった娼婦ルチア(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は彼らの恋の行方に力を貸すようになる。ディロンはもう一度家族をやり直したいと、エレーナに求婚し、彼らは再び夫婦になった。しかし幸せの時は長く続かず、鉄道開通作業は中断。重い病気に冒されていたエレーナは亡くなった。葬儀が終わり、町を出ていくダルグリッシュを追っていこうとするホープを、ディロンは呼び止めて、かつてこの町を得るためにエレーナとホープを売ったことを告白する。まもなく彼は過去の贖罪として、自分の持ち家をすべて焼き尽くしてしまう。そして雪の中、息絶えるのだった。
「めぐり逢う大地」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「めぐり逢う大地」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2000 |
公開年月日 | 2002年12月14日 |
上映時間 | 121分 |
製作会社 | パサ・リヴォリューション・フィルムズ=DBエンタテインメント=グロスヴェノール・パーク・プロダクション |
配給 | 松竹 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | ドルビーSRD |
公式サイト | http://www.meguri-au.com/ |
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2003年2月上旬号 | 日本映画紹介/外国映画紹介 めぐり逢う大地 |