解説
熾烈なマネー・ゲームと恋の駆け引きを織り混ぜたコメディ。監督・製作は「月の輝く夜に」のノーマン・ジュイソン、共同製作にリック・キドニー、エグゼクティヴ・プロデューサーはエレン・M・クラスとダヴィーナ・ベリング、ジェリー・スターナーのオフ・ブロードウェイの人気舞台劇をアルヴィン・サージェントが脚色、撮影は「ブレイズ」のハスケル・ウェクスラー、音楽は「あなたに恋のリフレイン」のデイヴィッド・ニューマンが担当。
ユーザーレビュー
「アザー・ピープルズ・マネー」のストーリー
ミスとは無縁のコンピュータ「カルメン」を操っていた企業乗っ取り屋のラリー(ダニー・デヴィート)は、またしても新しいターゲットを見つけ出した。それは負債ゼロ、創業81年の優良企業『ニューイングランド電信電話株式会社』で、ラリーはいつもの調子で成功の報告を待つばかりだった。ところが決して妥協を許さない会長のアンドリュー・ジョーゲンソン、通称ジョーギー(グレゴリー・ペック)がそうはさせまいと立ち上がった。恐ろしいほど守りが固いジョーギーのアシスタント兼恋人のビー・サリヴァン(パイパー・ローリー)や、ジョーギーの後継者であり突然立ち込めた暗雲におののく社長のウィリアム(ディーン・ジョーンズ)もラリーの前に立ちはだかる障害となった。またビーの娘でニューヨークで働く美人弁護士ケイト・サリヴァン(ペネロープ・アン・ミラー)もラリーにとっては魅力的な手ごわい相手。ケイトを自分と対等に渡り合える敵であると睨んだラリーは、以後マネー・ゲームに恋のゲームにと闘いを繰り広げる。金が全ての世界で始まった真昼の決闘、清算人ラリーを迎え撃つケイト、ジョーギー、ビー、『ニューイングランド社』、町の住人たちの闘いは、住民投票の末、ラリーが勝って決着。ただし、ケイトは日本企業との取り引きを決めていたのだった。
「アザー・ピープルズ・マネー」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「アザー・ピープルズ・マネー」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1991 |
公開年月日 | 1992年2月11日 |
製作会社 | ヨークタウン・プロ |
配給 | ワーナー・ブラザース |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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