華氏911

かしきゅーいちいち
上映日
2004年8月7日

製作国
アメリカ

制作年
2004
上映時間
122分

レーティング
ジャンル
社会派

check解説

「ボウリング・フォー・コロンバイン」のマイケル・ムーア監督が、ジョージ・W・ブッシュ大統領の再選阻止を最大の目的に製作したドキュメンタリー。本国アメリカでは公開前から様々な物議を醸し、賛否が激しく対立するなど大きな社会現象を巻き起こし、ドキュメンタリーとしては異例の大ヒットを記録した。2004年のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
  • 【DVD】華氏911

  • 【DVD】華氏911 コレクターズ・エディション

TVで観る

ユーザーレビュー

「華氏911」のストーリー

華氏911。それは、自由が燃える温度。映画は2000年のアメリカ合衆国大統領選挙、「当選」を祝うゴア候補のニュース報道から始まる。ところが、ブッシュ候補が勝ってしまう。ブッシュの大統領就任式。ホワイトハウスに向かうリムジンを、反対派の人々が阻止しようと道路に立ちふさがる。米国史上、こんな大統領就任式は、前代未聞である。その大統領とは、現大統領ジョージ・W・ブッシュ「華氏911」の主演である。911の直後、アメリカ在住のサウジアラビアの大富豪オサマ・ビンラディンの一族24人を、自家用ジェットでの出国許可をブッシュは出している。貿易センターに突入したハイジャック犯は、ほとんどがサウジアラビア人だったが、ブッシュは911の調査を途中で打ち切った。そして宣言した「イラクを攻撃しろ」。ホワイトハウスのテロ対策専門家だったリチャード・クラークは、後にTVで告白する。「イラクは関係ない。テロリストはサウジアラビア人だし、首謀者のビンラディンは、アフガンにいる」。すると、ラムズフェルド国防長官はこう答えた。「アフガンを攻撃しても、何もない」。だがイラクには、石油がある。…これら一連のブッシュ政権の行動に疑問を抱いたマイケル・ムーア監督は、豊富な事実を基に様々な角度からその真相を明らかにしていく。

「華氏911」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「華氏911」のスペック

基本情報
ジャンル 社会派
製作国 アメリカ
製作年 2004
公開年月日 2004年8月7日
上映時間 122分
製作会社 ドッグ・イート・ドッグス・フィルムズ
配給 ギャガ=博報堂DYメディパートナーズ=ヘラルド
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
2004年9月下旬号 特別企画ドキュメンタリーという主張「華氏911」と「フォッグ・オブ・ウォー」 マイケル・ムーア監督 インタビュー
特別企画ドキュメンタリーという主張「華氏911」と「フォッグ・オブ・ウォー」 「華氏911」作品評
特別企画ドキュメンタリーという主張「華氏911」と「フォッグ・オブ・ウォー」 マクナマラに見る敗戦哲学
特別企画ドキュメンタリーという主張「華氏911」と「フォッグ・オブ・ウォー」 「フォッグ・オブ・ウォー」作品評
特別企画ドキュメンタリーという主張「華氏911」と「フォッグ・オブ・ウォー」 アメリカでの反響
2004年10月上旬号 劇場公開映画批評 華氏911
2004年12月下旬号 あなたはどう見た?「華氏911」「フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白」

今日は映画何の日?

注目記事