ブコウスキー:オールドパンク
ぶこうすきーおーるどぱんく Bukowski:Born into This
解説
アメリカ文学界にツバを吐き、自分の信じる道を貫いた詩人/作家チャールズ・ブコウスキー。1994年に亡くなった彼の貴重なインタビュー映像に加え、ショーン・ペン、トム・ウェイツ、U2のボノなど信奉者たちが、各々ブコウスキーへの愛を語るドキュメンタリー。
ユーザーレビュー
「ブコウスキー:オールドパンク」のストーリー
1994年に白血病で73年の生涯を閉じたチャールズ・ブコウスキー。アメリカ文学界にツバを吐き、自分の信じる道を貫いた詩人/作家であり、社会の様々な規範に「くそったれ!」と罵声を浴びせる彼の作品群は、世界数十カ国で翻訳されている。“短編の神様”と呼ばれながら、その詩や短編・長編は無数の雑誌に掲載され、40冊以上の書籍で出版されている。代表作に『町でいちばんの美女』『くそったれ! 少年時代』などがあり、社会的には“負け犬”でありながら、そこから外れた価値観を持つ者たちには、たちまち“英雄”となる。ブコウスキーが描くのは、辛らつで露悪的、攻撃的で酒呑みの“負け犬”たちが生息する世界である。一般的には男根至上主義の好色老人、というイメージでとられがちだが、実際のブコウスキーはとてもナイーブで複雑な人物だ。生前の彼の貴重なインタビュー映像に加え、ショーン・ペン、トム・ウェイツ、U2のボノなど、親交を持ち、ブコウスキーを愛した様々な人々が、彼との時間をいとおしげに語る。そして、世間に流れているのんだくれだの、女好きだのという負のイメージが、あくまで彼を取り囲む“逸話”に過ぎないことが分かってくる。本当に、“書く”ためだけに生きた男の人生を目の当たりにし、ブコウスキーのナイーヴな素顔が炙り出されてくる。かつて愛されず、心の居場所を求めて彷徨った、生きることにはいつも懸命だった男。「郵便局で働けば、生きるということが分かる」と劇中で語るように、長年の厳しい労働生活で魂をすり減らしながらも、酒を呑み、女を愛し、そして常に書き続けた男。パンクでクールな73年の人生の断片をとらえた、ブコウスキーにまつわるドキュメンタリー。
「ブコウスキー:オールドパンク」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ブコウスキー:オールドパンク」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 伝記 ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2002 |
公開年月日 | 2005年10月8日 |
上映時間 | 113分 |
製作会社 | マグノリア・ピクチャーズ |
配給 | ザジフィルムズ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | 16:9 |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | http://www.zaziefilms.com/bukowski/ |