解説
大金を拾った幼い兄弟の珍騒動と奇跡を描くハートフルなドラマ。監督は「28日後…」のダニー・ボイル。脚本は「CODE46」のフランク・コットレル・ボイス。撮影は「28日後…」「ドッグヴィル」のアントニー・ドッド・マントル。音楽は「28日後…」「ダブリン上等!」のジョン・マーフィ。美術は「28日後…」「CODE46」のマーク・ティルデスリー。編集は「28日後…」のクリス・ギル。衣裳は「恋はハッケヨイ!」のスザンナ・バクストン。出演はこれが映画デビューとなるアレックス・エテル、ルイス・マクギボン、「ラッキー・ブレイク」のジェームズ・ネスビット、「スティル・クレイジー」のデイジー・ドノヴァン、「HOTEL」のクリストファー・フルフォードほか。
ユーザーレビュー
「ミリオンズ」のストーリー
イギリスがユーロ市場圏加入直前の頃、母を失ったカニンガム一家は、父ロニー(ジェームズ・ネスビット)の提案で新しい街に引っ越してきた。ある朝、8歳の弟ダミアン(アレックス・エテル)のダンボール製の隠れ家に、大金が入ったバッグが降ってくる。中には22万9320ポンド入っていたが、ユーロに替わる12日後にはただの紙屑になってしまう。実利主義者の10歳の兄アンソニー(ルイス・マクギボン)は、欲しいものを片っ端から買いまくるが、一方、信心深く聖人になることを夢見ているダミアンは、貧しい人を助けたいと思い、学校にやってきたチャリティーワーカーのドロシー(デイジー・ドノヴァン)に多額の募金をする。だが、実は大金の出所は組織的な列車強盗のものであり、バッグを追っている強盗が兄弟に接近するようになる。大金のことを知った父ロニーは、ドロシーも仲間にして、全額横取りしてユーロに両替する決意を固めた。できる限り両替と買い物を済ませた一家とドロシーは、祝杯を挙げる。ロニーとドロシーはいつの間にか愛し合い始めていた。その夜遅く、彼らの家の玄関には、ダミアンの善意を耳にした人々が寄付を求めて行列していた。父が彼らを追い払おうとする間に、ダミアンは残った金を掴んでこっそり家を抜け出す。線路まで走ってきたダミアンは、災いの元となった金を燃やしてしまう。すると炎に包まれていく紙幣から、亡き母の幻影が現われ、ダミアンに優しく接するのだった。
「ミリオンズ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ミリオンズ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | イギリス アメリカ |
製作年 | 2004 |
公開年月日 | 2005年11月5日 |
上映時間 | 98分 |
製作会社 | ミッション・ピクチャーズ=インサイド・トラック |
配給 | アスミック・エース |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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