解説
ウディ・アレンが、イギリスを舞台に、連続殺人事件をコミカルに描く。ヒロインの女子大生に、「マッチポイント」に続き、ウディ・アレン監督作品に二度目の抜擢となるスカーレット・ヨハンソン。ヒロインのパートナーとして、共に事件解決を目指すマジシャンにウディ・アレン。連続殺人事件の容疑者となる貴族には、「X-メン」のヒュー・ジャックマン。
「タロットカード殺人事件」のストーリー
急死した新聞記者、ストロンベル(イマン・マクシェーン)は、三途の川を渡る船に乗っていた。偶然乗り合わせた女性は、ストロンベルに、ロンドンを騒がせている連続殺人事件の犯人が、青年貴族ピーター(ヒュー・ジャックマン)であることを告げる。ストロンベルは、事件の真相を誰かに伝えようと、三途の川を泳いで引き返していくのだった。一方、ジャーナリストに憧れるアメリカの女子大生サンドラ(スカーレット・ヨハンソン)は、夏休みにロンドンの友人宅を訪れた。ある日、サンドラは、友人に導かれ、マジックショーを観賞する。舞台に現れたマジシャン・スプレンディーニ(ウディ・アレン)は、箱に入れた人間を消すマジックの協力者として、サンドラを選ぶ。舞台に上げられ、暗い箱に入れられたサンドラはその中で、ストロンベルに出会い連続殺人事件に関する大スクープを聞かされる。サンドラは、翌日、再びマジックショーを訪れスプレンディーニに事情を説明する。最初のうちは、信じようとしなかったスプレンディーニだが、実際にストロンベルが再び姿を現すのを見て、サンドラへ協力することを決める。プレイボーイのピーターに近づくため、サンドラは、ピーターが会員となっているプールで溺れたふりをすることに。作戦は成功しピーターはサンドラを助け、自宅で行われるパーティーへと招待する。スプレンディーニもサンドラの父と偽って、二人はパーティーへ。だが、ピーターが犯人である確証はつかめないまま、サンドラは次第にピーターの魅力に惹かれ始めてしまい……。
「タロットカード殺人事件」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「タロットカード殺人事件」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | イギリス |
製作年 | 2006 |
公開年月日 | 2007年10月27日 |
上映時間 | 95分 |
製作会社 | BBC Films/Ingenious Film Partners/Jelly Roll Productions/Perdido Productions |
配給 | ワイズポリシー |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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2007年11月上旬特別号 |
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