解説
ひとりの作家が、気球事故の現場で出逢ったファンの男に翻弄される心理サスペンス。監督は「チェンジング・レーン」のロジャー・ミッチェル。原作はイアン・マキューアンのベストセラー小説『愛の続き』。音楽は『待ち焦がれて』(V)のジェレミー・サムズ。美術は「アンダー・ザ・スキン」のジョン・ポール・ケリー。編集は「ダスト」のニコラス・ガスター。衣裳は「CODE46」のナタリー・ワード。出演は「シルヴィア」のダニエル・クレイグ、「ケミカル51」のリス・エヴァンス、「CODE46」のサマンサ・モートン、「銀河ヒッチハイク・ガイド」のビル・ナイ、「カーサ・エスペランサ~赤ちゃんたちの家」のスーザン・リンチほか。2005年ロンドン映画批評家協会賞ブリティッシュアクター・オブ・ザ・イヤーALFS賞受賞。
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「Jの悲劇」のストーリー
作家で大学教授のジョー(ダニエル・クレイグ)は、長年の恋人で彫刻家のクレア(サマンサ・モートン)と郊外の草原でピクニックを愉しんでいた。そんな中、操縦不能となった赤い気球が草原に落下。ジョーと現場にいた3人の男たちは気球へと駆け寄るが、その中の一人が転落死してしまった。思いがけない悲劇に茫然とするジョーは、その時、ジェッド(リス・エヴァンス)という男と出逢った。数日後、ジョーはジェッドからの電話を受ける。ジェッドはジョーのファンを自称しつつ、事故を共有したことで生まれた絆を強調するなど、異常な接し方を示し、やがてそれは執拗なストーカー行為へと発展していった。事故の精神的後遺症のうえ、ジェッドの行動にも悩まされるジョーは、だんだんクレアにつらく当たるようになり、まもなく2人の関係は終わってしまう。だが、友人のロビン(ビル・ナイ)とレイチェル(スーザン・リンチ)の家で朝を迎えたジョーに、クレアから電話がかかる。なんとジェッドが訪ねて来ているという。あわててジョーが家に戻ると、ジェッドはクレアに接近しており、やがて彼女の腹部にナイフを刺す。ジョーはゆっくりとジェッドに近づき、彼にキスをしながらその体にナイフを刺した。数日後、ジョーは、一命を取り止めたクレアと共にシャンペンのボトルを開ける。一方、ジェッドは精神病院に収容され、絶え間なくジョーに手紙を書き続けるのだった。
「Jの悲劇」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「Jの悲劇」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | サスペンス・ミステリー |
製作国 | イギリス |
製作年 | 2004 |
公開年月日 | 2005年11月19日 |
上映時間 | 101分 |
製作会社 | フリー・レンジ・フィルムズ |
配給 | ワイズポリシー |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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2006年1月下旬特別号 | 日本映画紹介/外国映画紹介 Jの悲劇 |