解説
30歳を目前に控えた女性の、揺れる心情を描出した純愛ドラマ。監督は「最後の恋,初めての恋」の当摩寿史。吉元由美による原作小説『いつもなら泣かないのに』を基に、「WHITE OUT」の飯田健三郎と「PLATONIC SEX」の森下佳子が共同で脚色。撮影を「MASK DE 41」の藤澤順一が担当している。主演は、映画初出演となるファッション・モデルの田波涼子と「銀のエンゼル」の西島秀俊。
「雨よりせつなく」のストーリー
広告代理店のマーケティング部に勤務する27歳の綾美は、30歳を間近に控え結婚より仕事に生きようと思い始めていた。そんな矢先、彼女は同じ会社に勤める倉沢と知り合い、いつしかふたりは心惹かれあっていく。しかし、倉沢には忘れられない過去があった。それは学生時代、バイトで稼いだ金で買ったラジコン飛行機を飛ばそうとドライヴに出かけた途中で事故を起こし、当時交際していた恋人を死なせてしまったことだった。そこで、今もその傷を乗り越えられないでいる倉沢の為、綾美は同じラジコンを探し出し、彼と共にそれを飛ばしに出かけるのだが、その時、彼女は彼とは結ばれないことを心のどこかで確信してしまう。それから3年後、転職した綾美は、偶然、街で倉沢に再会する。彼女は思う。恋は成就しなかったが、彼と出会えて良かった、と。
「雨よりせつなく」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「雨よりせつなく」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ラブロマンス |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2004 |
公開年月日 | 2005年1月29日 |
上映時間 | 89分 |
製作会社 | 雨よりせつなくassociates(バンダイビジュアル=カルチュア・パブリッシャーズ=エンジンネットワーク=デスティニー) |
配給 | 雨よりせつなくassociates(バンダイビジュアル=カルチュア・パブリッシャーズ=エンジンネットワーク=デスティニー) |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2005年12月下旬号 | 日本映画紹介/外国映画紹介 雨よりせつなく |