解説
ボスニア紛争に従軍した元特殊部隊兵士が、闇の密売組織とFBIの対立に巻き込まれるアクション映画。「ブレイド」シリーズのウェズリー・スナイプスが、過去の悪夢を抱えながらも新たな未来を掴むために肉体の限界点を突破する男を熱演する。監督は映画版「スタートレック」シリーズの「ジェネレーションズ」を手がけたデヴィッド・カーソン。
ユーザーレビュー
「アウト・オブ・タイム」のストーリー
メリーランド州ボルチモア。ディーン・ケイジ(ウェズリー・スナイプス)は陸軍特殊部隊の隊員として様々な戦場を経験したのち、退役した。最後に参加したのはボスニア紛争。そこでの体験が今なお彼を苦しめている。戦場で彼が目撃したのは、戦友スコットの死。ディーンはスコットの妹エイミー(ジャクリーン・オブラドース)を愛しながらも、彼女に兄の死の真相を告げることが出来ず、帰国以来、心を閉ざしたままだった。悩んだ末、すべてを告白する決意を固めたディーンは、エイミーをダイナーへと呼び出す。それが、ディーンにとってもっとも長く過酷な夜になるとは、その時、彼自身も気付いてはいなかった。すべては人違いから始まった。エイミーを待つディーンを“ある人物”と間違えた若者マクナブが、彼に謎の薬物を注射したのだ。眠っていた本能が覚醒し、たちまちマクナブを叩き伏せるディーン。直後、彼の脳裏に様々な戦場の記憶が鮮烈に蘇る。ダイナーを飛び出したディーンを捕えたのは、マクナブの仲間であるピーターソン(キム・コーツ)だった。エイミーがダイナーへとやってきた時、そこにすでにディーンの姿は無かった。ボルチモア市警察の優秀な女刑事であるエイミーは、現場に最新の注射器が落ちていたことに気が付き、そこから立ち去ろうとしたマクナブを逮捕する。ディーンが何かの騒動に巻き込まれた…、そう直感したエイミーはマクナブの尋問を開始しようとするが、思わぬ邪魔が入る。FBI捜査官ジュノーが、マクナブの身柄の引渡しを要求してきたのだ。エイミーはディーンが巻き込まれた事件の大きさを知る。事件の背景には、自白剤としても使える強力な幻覚剤“XE”があった。それらをCIAから持ち出し転売をたくらむサリバン(スチュアート・ウィルソン)は、近くに迫った取引の安全性を確かめるため、FBI捜査官への接触を企んでいた。そして、そのFBI捜査官と間違われたのがディーンだったのだ。“XE”を打たれたディーンは、戦場の幻覚に悩まされながらも、閉じ込められていた場所を脱出する。“XE”には8時間で神経系統を破壊するという恐るべき服作用があった。その事実を知ったエイミーは、一刻も早くディーンを見つけ、解毒剤を注射しようと考えるが、それを持っているのはサリバンだけだった。サリバン一味も、ディーンがFBI捜査官だと勘違いしたまま彼を追う。夜の街に消えたディーンに、タイムリミットは刻一刻と近付いていた。
「アウト・オブ・タイム」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「アウト・オブ・タイム」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アクション |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2004 |
公開年月日 | 2005年1月29日 |
上映時間 | 96分 |
配給 | ギャガ |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |