解説
原発事故直後、パニックに陥った街という極限状況下で切ない青春ラブストーリーが描かれ、責任や人々の連帯とは何か、生きる意義とは何かなど、人が生きていく上で最も大切なテーマが、原発への問題提起ともに浮かび上がる。監督は『レボリューション6』のグレゴール・シュニッツラー。主演は本作が映画デビューとなるパウラ・カレンベルク。
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【DVD】みえない雲
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「みえない雲」のストーリー
高校生のハンナは母親と弟ウリーの三人で幸せに暮らしていた。ハンナは、学校で優秀だが内向的でひねくれ者の転校生・エルマーの存在が気になり始めていた。ある日、ハンナの母親が仕事で出張する事になり、ウリーの世話をハンナが見る事になる。その日の授業中、ハンナはエルマーから呼び出され人気のない教室へ行くと、突然キスをされる。喜んだのも束の間、その時ABC警報(核兵器・生物兵器・化学兵器による攻撃に対する警報)が鳴り始める。ハンナはウリーのために家に戻り、エルマーは車でハンナを家に迎えに行く約束をする。様々な情報が飛び交うが、母の出張先のすぐそばであるエバースベルト原発で放射能漏れの事故が起こった事が分かる。エルマーを待つハンナ。その時やっと母親から連絡が入り、弟を連れてすぐにおばさんの所に逃げるように言われるが、その直後、母親の声は途切れる。エルマーがハンナの家に到着した時、そこではラジオが「風速が強まり放射能を帯びた雲が移動中です。雨にご注意下さい」と繰り返すだけだった。ハンナはウリーと駅を目指して自転車をこぎ始めていた。道路は車が全く動かず大渋滞となり、そこに遠くから黒い雲が迫ってくる……。
「みえない雲」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「みえない雲」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス |
製作国 | ドイツ |
製作年 | 2006 |
公開年月日 | 2006年12月30日 |
上映時間 | 103分 |
製作会社 | Clasartフィルム=TVプロダクションズ |
配給 | シネカノン |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
公式サイト | http://www.mienaikumo.jp/ |
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2007年2月上旬号 | 劇場公開映画批評 みえない雲 |