そうかもしれない

そうかもしれない
上映日
2006年9月30日

製作国
日本

制作年
2005
上映時間
106分

レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

詩人・小説家である耕治人の“命終三部作”と呼ばれる『天井から降る哀しい音』『どんなご縁で』『そうかもしれない』を、「国士無双」の保坂延彦監督が10年をかけて映画化。長年連れ添った妻が認知症となり、自身も癌に蝕まれながら妻を愛し続ける夫の姿を描く。出演は「ヒナゴン」の雪村いづみと、映画初主演となる上方落語界の重鎮・桂春團治。
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「そうかもしれない」のストーリー

寡作の文筆家・高山治(桂春團治)とその妻・ヨシ子(雪村いづみ)は、質素だが平穏な暮らしを送っていた。子供はいないが、ヨシ子の姉の子・武が、たまに顔を出してはあれこれと世間話をして、早々に退散していく。その日は、突然おとずれた。散歩の途中、ヨシ子が買い物の品物を忘れたという。急いで店に向かう高山。だが、今日は誰もその品物を買ってはいないと言われる。いつも通る橋、いつも寄り道する公園の池。かがみ込んでヨシ子が純真にミズスマシを見つめている。高山はただ、妻と一緒に水面を見つめるしかなかった。久しぶりに訪ねて来た高山の担当編集者・時岡の前でも、ヨシ子の会話はどこかぎこちない。ゆっくりだが、病は確実に進行していた。日常生活でも目が離せなくなってきて、言動もおかしくなっている。自宅介護の限界がひっそりと近づいてきていた。慣れない介護に追われながら、深夜、執筆を続ける高山を、激痛が襲う。ガンの発症だった。医師は手術をすすめ、高山は妻を特別養護老人ホームにあずけ、自分は入院することを決意する。別々の生活が始まり、高山は手術を受けた。ヨシ子が久しぶりに高山を病院にたずねる日がやってきた。おしゃれをして、ケアワーカーの志田に連れられて病室にやってきたヨシ子は、夫にだけ分かる二人だけの言葉を口にする。やがて、別れの日がやってくる。誰もがヨシ子にそのことを告げる事ができない。だが、ヨシ子は微笑みを浮かべ、すべてを分かっているかのように皆に手をさしのべるのだった。

「そうかもしれない」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「そうかもしれない」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2005
公開年月日 2006年9月30日
上映時間 106分
製作会社 「そうかもしれない」製作委員会
配給 シナジー
レイティング
カラー/サイズ カラー

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