解説
かつてのバンド仲間が集まった大晦日の夜、恋に音楽に酔った青春の日々が静かによみがえる。全編ナイトシーン、オープンセットという制限した時間と空間。現在と過去の物語が交差し、95分ワンカットで撮影された本作は、実験的な映画手法と演劇的な演出の融合をめざす。監督は「スパイダー・フォレスト 懺悔」のソン・イルゴン。
ユーザーレビュー
「マジシャンズ」のストーリー
江原道(カンウォンド)の森。山荘のカフェ・マジシャンズで2人の男ジェソン(チョン・ウンイン)とミョンス(チャン・ヒョンソン)が音楽に熱を上げていた“あの頃”の話で盛り上がっている。ギターをもった女ジャウン(イ・スンビ)もそこに現れているが、彼らたちには見えない。ジェソンとミョンスは、高校時代からの親友でバンド<マジシャンズ>のメンバー。3年前に仲間のジャウンが自殺したことでバンドは解散していた。男たちはもう一人のメンバー、ハヨン(カン・ギョンホン)の到着を待っている。現在から過去へ…カフェの2階には、3年前恋人同士だったジェソンとジャウンがいる。ジェソンはジャウンを心の底から愛していたが、ドラッグを止められない彼女に怒りをぶつける。一方、ハヨンへの愛がまだ消えていないミョンス。現在から過去へ…夜の森に、3年前のミョンスと愛するハヨンがいる。ハヨンは親友ジャウンの死を救えなかったことに責任を感じ、歌えないと言い出す。レコーディングを控え、口論になる2人。旅行で訪れた森に恋人同士だった頃のジェソンとジャウンがいる。ジャウンは自殺をほのめかすような発言をし、ジェソンを困らせる…ジャウンは、ハヨンに電話して一緒にいてほしいと懇願する。しかしハヨンは断る。寂しさに耐えられないジャウンは自殺してしまう。ハヨンがようやくカフェに到着する。久しぶりに再会したミョンスとハヨン。ミョンスはハヨンに自分の作った曲を歌ってほしいと願う。しかしハヨンはジャウンを思い出し、心が痛んで歌えないと断る。ジェソンはジャウンへの想いを、ミョンスはハヨンへの想いを大声で叫び、3年間の苦しみを吹っ切る。その時、ハヨンが一緒に演奏しようと2人に声をかける。ドラマーのジェソン、ボーカルのハヨン、キーボード&ベースのミョンスが演奏をし始める。3人を見守っていたギターのジャウンも加わり、“あの頃”の魔法の瞬間が蘇える。
「マジシャンズ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「マジシャンズ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 韓国 |
製作年 | 2005 |
公開年月日 | 2007年1月20日 |
上映時間 | 95分 |
製作会社 | Dreamcomes |
配給 | IMX |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |