「グアンタナモ、僕達が見た真実」のストーリー
アシフ・イクバル(アルファーン・ウスマーン)はイギリスに暮らすパキスタン系イギリス人。ある日、アシフは花嫁の待つ、パキスタン・パンジャーブ州ファイサラバード近くの小さな村へと出発する。村に着き、結婚を決めた彼は、イギリスに住むローヘル・アフマド(ファルハド・ハールーン)に電話をし、結婚式に招待する。ローヘルは喜び、他の2人の友達シャフィク・レスル(リズワーン・アフマド)とムニール・アリ(ワカール・スィッディーキー)を誘い一緒にパキスタンへと向かった。アシフとローヘルたちはパキスタンで合流。シャフィクの従兄弟のザヒド(シャーヒド・イクバル)も加わり楽しく数日を過ごしていた。ある日モスクを訪れた彼らは、モスクの導師が米軍の侵攻で混乱しているアフガニスタンへの援助を行っていて、現地へ行くボランティアの人間を探していることを知る。5人はその仕事に参加することにする。こうしてアフガニスタン行きのバスが出発する。アフガニスタンの首都カブールに到着後、アシフが病気にかかってしまい、そこで足止めをくってしまう。彼らは、パキスタンへ戻ろうとするが、町の人々と思うようにコミュニケーションをとることができない。何とかウルドゥー語を話す人を見つけ、車を手配してもらう。しかし、乗り込んだバスは、クンドゥズ郊外へとたどり着いてしまう。アシフたちはアメリカからの空爆、北部同盟からの攻撃に逃げ惑い、ムニールともはぐれ、遂には捕らえられてしまう。4人はアフガニスタン・シェベルガーン収容所に拘留された。ある日そこへ、捕虜収容所を管理しているアメリカ軍がやってくる。英語をしゃべれる者を探している、という呼びかけにアシフは名乗り出た。しかしアメリカ軍は彼を危険なテロリストだと決めつけていた。そして、アシフ、ローヘル、シャフィクは、キューバにあるグアンタナモ基地へと送られることになる。