解説
黒人女性ヴォーカルグループを主人公に据えたブロードウェイミュージカルの映画化作品。主演はジェイミー・フォックス(「コラテラル」)、ビヨンセ・ノウルズ(「ピンクパンサー」)、エディ・マーフィ(「マッド・ファット・ワイフ」)、そして新人で、本作品でアカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞したジェニファー・ハドソン。監督は「愛についてのキンゼイ・レポート」のビル・コンドン。
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この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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89bubble93
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如庵
R&Bが好きな人は勿論、ロック、フォーク、演歌好きな人にも、是非、観てほしい素晴しい映画。音楽とは何か、愛憎、成功と挫折、友情と嫉妬、人の善悪全てがR&Bのエッセンスに表現されている。ダイアナ・ロスモデルのディーナ役ビヨンセは人間的成長と歌唱成長をリンクして表現し余す所がない。ライバルのエフィ役ジェニファー・ハドソンの歌唱と個性も圧巻。マービン・ゲイ、J.ブラウンが入ったE.マーフィーも出色の演技歌唱で彼の才能をあらためて感嘆。カーティス役ジェイミー・フォックスも俳優ブレイク前から最高のシンガーソングライター。近頃はワザとらしくて避けられるミュージカル映画としても違和感なく最高
「ドリームガールズ(2006)」のストーリー
1962年。デトロイトのヴォーカルトリオ「ドリーメッツ」は音楽業界に打って出ようとしている野心家・カーティス(ジェイミー・フォックス)にスカウトされた。彼女たちはソウル界のローカルスター、ジミー・アーリー(エディ・マーフィ)のバックコーラスとしてツアーに参加するようになる。だが一番の歌唱力を誇るエフィー(ジェニファー・ハドソン)はいつまでも脇役でいることに不満だった。マネージャーのマーティー(ダニー・グローバー)を追い出したカーティスはドリーメッツを独立させて売り出そうとする。その名も「ザ・ドリームズ」として。ようやくリードシンガーになれると思ったエフィーだが、カーティスはディーナ(ビヨンセ・ノウルズ)をリードにする決断を下した。テレビ向けに一番の美人であるディーナをフューチャーしようというのだ。しかも今までエフィーと付き合っていたカーティスは私生活でもディーナに鞍替えしていた。グループの活動に支障をきたすようになったエフィーはついにクビを言い渡された。こうして新メンバーになったザ・ドリームズは瞬く間に人気を獲得していく。それから8年の歳月が流れディーナは世界的なスーパースターとなり、カーティスと結婚していた。一方でカーティスの子を産んだエフィーはマーティーの協力を得てクラブシンガーとして再出発を始めていた。やっとの思いで出したエフィーの新曲を盗んでザ・ドリームズに歌わせてしまうカーティス。怒ったエフィーやマーティーらはカーティスのレコード会社に乗り込み、怒りをぶつけた。そして独善的なカーティスに対する不信感を抱えてきたディーナも、ついに離婚を決意するのだった。こうしてバラバラになってしまったザ・ドリームズの解散コンサートが地元で行われる。最後の曲でエフィーが現れ、四人になったザ・ドリームズは感動的なパフォーマンスを繰り広げるのだった。
「ドリームガールズ(2006)」の写真
「ドリームガールズ(2006)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ドリームガールズ(2006)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ミュージカル |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2006 |
公開年月日 | 2007年2月17日 |
上映時間 | 130分 |
製作会社 | ローレンス・マーク・プロダクション |
配給 | UIP |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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