解説
『花田少年史』でも知られる一色まことの同名コミックをアニメーション映画化。天性の音楽の才能を持つ少年が、人との出会いの中で才能を開花させていく様を描く。監督は「花田少年史」の小島正幸。脚本は舞台版「世界の中心で、愛をさけぶ」の蓬莱竜太。キャストは上戸彩、神木隆之介、池脇千鶴、福田麻由子、宮迫博之(雨上がり決死隊)他。
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ユーザーレビュー
「ピアノの森」のストーリー
ピアニストを目指す雨宮修平(声:神木隆之介)小学5年生。夏の終わりに転校した田舎町で、ガキ大将のキンピラ(天野ひろゆき)に目をつけられ、森の中にある「壊れているのに夜になると音がする」と噂のピアノを弾いてこいと言われる。修平を救ったのは同級生の一ノ瀬海(上戸彩)。放課後、修平は海に「ピアノの森」へと誘われる。修平が連れられて行くと、薄暗く大きな森の奥にそのグランドピアノはあった。修平が弾いても音が出ないが、海が弾くと不思議なことに音が出る。一度もピアノを習ったことがないという海だったが、自由奔放にピアノを弾くその音は、強烈に修平の心を揺り動かす。修平は家に招いてピアノを弾かせるが、海の弾き方はあまりに独自すぎるものであった。そして二人は、その会話を聞いていた修平の母親から、彼らの学校の音楽教師・阿宇野(宮迫博之)が引退した元ピアニストであることを知らされる。翌日、修平の母親は阿宇野に修平のピアノ教師を依頼するが断られてしまう。そんな阿宇野に修平は、海が森のピアノで弾く音色の素晴らしいことを伝える。その夜、森に入った阿宇野は海とピアノに出会い、その旋律に涙を流す。「一緒にピアノを弾かないか?」と誘う阿宇野に、海は楽しくピアノを弾いていたところを邪魔された、と猛反発して帰ってしまう。修平の家を再び訪ねた海は、モーツァルト《K310》を聞かせてもらう。修平は阿宇野にピアノに習うことを勧めるが、海にはまったくその気がない。修平の家を出た海は、しかし興奮冷めやらぬ様子で学校の音楽室へ寄り、阿宇野から様々な曲を聞かせてもらう。海は聞いた曲を全て覚えて森のピアノで弾いてみるが、どうしてもショパン《子犬のワルツ》だけを弾くことができない。ついに海は阿宇野にピアノを習うことにする。単調なレッスンを続けることになったが、やがて《子犬のワルツ》を弾くことができるようになる。海は「今度は阿宇野の望みを叶える」と言い、阿宇野の望みとは海が修平も出場するピアノコンクールへ出ることであった。出場を決める海、課題曲はモーツァルト《K310》。果たして海は"自分の音"でピアノを弾き終えることができるのだろうか?
「ピアノの森」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ピアノの森」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2007 |
公開年月日 | 2007年7月21日 |
上映時間 | 101分 |
製作会社 | 「ピアノの森」製作委員会 |
配給 | 松竹 |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |