ガイサンシーとその姉妹たち

がいさんしーとそのしまいたち
上映日
2007年10月27日

製作国
日本

制作年
2007
上映時間
80分

レーティング
ジャンル
戦争

check解説

日中戦争当時、中国山西省での日本軍の中国人女性に対する性暴力に迫ったドキュメンタリー。製作・監督・撮影は「チョンおばさんのクニ」の班忠義(バン・チュンイ)。9年の歳月をかけ、現在も村に暮らす女性たちや、当時を知る旧日本兵の証言をカメラに捉えている。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る

ユーザーレビュー

「ガイサンシーとその姉妹たち」のストーリー

班忠義は、日中戦争における中国人慰安婦の事実を知るために、中国山西省の貧しい農村を訪れる。ここには、かつて山西省一の美人を意味する蓋山西(ガイサンシー)と呼ばれた侯冬娥(コウトウガ)という女性が住んでいた。彼女は戦争当時、最初に日本軍によって捕らえられ、性暴力を受けた被害者のひとりであったが、すでに自ら命を絶ってこの世を去っていた。村には侯冬娥と同じ境遇を持った十数人の“ガイサンシーの姉妹たち”が住んでいた。彼女たちは家族にも話したことがない少女時代の体験を、赤裸々に語り始める…。1942年、中国侵略の泥沼にはまっていた日本軍は、村にトーチカを築いて抗日軍と対峙していた。軍は、美しいと評判の侯冬娥を捕らえ、兵隊たちの慰安婦として監禁した。昼間は兵隊たち、夜になると隊長に呼ばれて相手をさせられる。半月ほど経つと、身体が腫れ上がり意識も朦朧となり、言葉も出なくなって家に帰された。しかし、少し回復すると再びトーチカに連行され、同じような暴力を受けた。その後、彼女は数回の結婚をするが、生活は貧しく、晩年は病苦に悩んでいたという。蓋山西という呼び名は、その容姿のことだけでなく、同じ境遇に置かれた幼い姉妹たちを自らの身を挺してまで守ろうとした彼女の優しい心根に対して付けられたものであり、その後の彼女の悲惨な人生を想ってのものであった。一方、戦争当時、現地に駐屯していた数名の元日本兵が証言する。加害事実について口を閉ざす者もいたが、ある元兵士は「当時は罪の意識は全くなかったが、許せないことをやってしまった」と告白する。

「ガイサンシーとその姉妹たち」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「ガイサンシーとその姉妹たち」のスペック

基本情報
ジャンル 戦争
製作国 日本
製作年 2007
公開年月日 2007年10月27日
上映時間 80分
製作会社 シグロ
配給 シグロ
レイティング
カラー/サイズ カラー

「ガイサンシーとその姉妹たち」を観ているあなたにおすすめの映画