解説
おかしくも切ない三角関係の行方を綴った和製ロマンチック・コメディ。主演は本作が初主演作品となる「魍魎の匣」の荒川良々。共演は、「スキヤキ・ウエスタンジャンゴ」の木村佳乃、「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」の岡田義徳。監督は本作が劇場映画デビューとなる藤田容介。
ユーザーレビュー
「全然大丈夫」のストーリー
古本屋の長男で植木職人の照男(荒川良々)は、世界一怖いオバケ屋敷を作りたいと言う夢を持っていた。照男の幼なじみの久信(岡田義徳)は、清掃会社でサラリーマンをやっていたが、自分に自信が持てずスランプ気味だ。そんな久信の会社にある日、あかり(木村佳乃)という女性が就職してきた。負のオーラを発し、衝撃的なまでに手先が不器用なあかりに不思議と好意を抱いた久信は、着任早々トラブルを連発する彼女を陰ながら見守っていく。あかりの日課は、河原の掘っ立て小屋に住み、ゴミで人形を作るホームレスのおばさんの日常を眺めることだった。一方、無責任でマイペースな日々を送っていた照男の日常にも変化が起こり始めた。周りの大人たちからのプレッシャーを浴びてオバケ屋敷計画に本腰を入れようと一念発起したのだ。しかし人生初の企画書を作ってまで資金提供を申し込んだ富豪の叔父さんからは、「熱いものが何も伝わってこないんだよ!」とキツイ一言を浴びせられてしまう。やがて清掃会社をクビになったあかりが、久信の紹介で照男の古本屋で働くことになった。あかりにすっかり惚れてしまい、何をするにも落ち着かない照男は、彼女を妻にめとる妄想まで抱き始める始末。あかりを巡って静かな火花を散らす照男と久信。その微妙な三角関係は、骨董品の修復職人、湯原が現れたことで、思わぬ方向に転がり出すのだった……。
「全然大丈夫」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「全然大丈夫」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2007 |
公開年月日 | 2008年1月26日 |
上映時間 | 110分 |
製作会社 | 東北新社=スタイルジャム=ポニーキャニオン=読売テレビ |
配給 | スタイルジャム |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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2008年1月下旬号 |
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