解説
「最後の忠臣蔵」の桜庭ななみ、「BECK」の中村蒼、「君に届け」の蓮佛美沙子、「毎日かあさん」の小泉今日子らが顔を揃えたオムニバス映画。いきなり歌の“サビ”から入ってしまうような突飛な行動を取る個性的な“サビ男サビ女”が巻き起こす騒動を描く。監督は「全然大丈夫」の藤田容介、「オカンの嫁入り」の呉美保など。
ユーザーレビュー
「サビ男サビ女」のストーリー
<ハゲマシガールズ>チハル(桜庭ななみ)は、他人を応援することが生きがいの女子大生。同級生のマミコ(白鳥久美子)、サナエ(川村エミコ)と3人で“ハゲマシガールズ”を結成、歌って踊って多くの人たちを励ましている。だが、スランプのプロ野球選手を励ましたところ、“おちょくられたので引退する”とのニュースが…。ショックで落ち込むチハルのもとに、部下を自殺させて悩んでいた男から、もう一度励ましてほしいと電話が入る。気を取り直して現場に向かったチハルを待っていたのは、なんと“自殺の応援”だった……。<Boy? meets girl.>地味で目立たない高校生、幸之助(中村蒼)。ある日、友人に女性メイクを施されると、まるで別人に。女装して道を歩けば、男たちが振り返る。自信をつけた幸之助は写真部部長を務める憧れの美少女、香織(蓮佛美沙子)に女性として近づき、モデルとカメラマンの関係で仲良くなっていく。だが、幸之助は男として付き合いたい気持ちを抑えられず……。<くれえむないと!>35歳、独身で一人暮らしの楠原繭子(友近)。ある夜、帰宅すると部屋の電気が点かない。電力会社にクレームを入れるが、電気代を払っていないことに気付く。それでも彼女のクレームはエスカレート。すると電力会社から苦情処理の責任者、葛西(福田転球)が訪れ、手慣れた様子でクレームを次々と処理。気分を良くした繭子は葛西を食事に誘うが……。<せびろやしき>一軒家に住む43才の主婦、岡田真弓(小泉今日子)は、ある日公園でうなだれている背広姿の男、平田克彦(森下能幸)と出会う。会社をリストラされたことを、家族に言えないらしい。可哀そうに思うと放っておけない性分の真弓は、一日中公園にいるのはよくないからと、夫のいない昼間は自分の家に通ってくるように平田に伝える。そして彼女は翌日も別の背広男を連れ帰る…。いつしか岡田家は15人もの背広姿の男たちで溢れ返るが、どうやら夫が感づいたようで……。
「サビ男サビ女」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「サビ男サビ女」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2010 |
公開年月日 | 2011年1月15日 |
上映時間 | 91分 |
製作会社 | 「サビ男サビ女」製作委員会 |
配給 | ニューシネマワークショップ |
レイティング | 不明 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 不明 |
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2011年1月下旬号 |
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