悲しみが乾くまで
かなしみがかわくまで THINGS WE LOST IN THE FIRE- 上映日
- 2008年3月29日
- 製作国
- アメリカ イギリス
- 制作年
- 2007
- 上映時間
- 119分
- レーティング
- ジャンル
- ドラマ
解説
最愛の夫を亡くした女性の「喪失」と「再生」の物語。出演は、「チョコレート」のハル・ベリーと「トラフィック」のベニチオ・デル・トロ。「アフター・ウェディング」で知られるデンマーク出身のスザンネ・ビアが英語作品を初監督。
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この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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如庵
愛する人を突然に失った喪失感。それは麻薬の禁断症状にも限りなく似ている。
孤独で弱い人間が、その両方から立ち直るには、その痛みと喪失感を共有できる人の絆と助けが必要。
人は1人では生きていけない。
この作品では、安易なラブストーリーに持っていかないところが好感できる。
「悲しみが乾くまで」のストーリー
家族とともに幸せな日々を送っていたオードリー(ハル・ベリー)は突然、最愛の夫ブライアン(デヴィット・ドゥカヴニー)を事故で失う。葬儀に訪れたのは彼の親友ジェリー(ベニチオ・デル・トロ)。ヘロインに溺れ、誰にも相手にされなかったジェリーにとって、ブライアンは唯一の友だった。自分の知らない夫の思い出を語る姿を見て、オードリーは彼に親近感を抱く。葬儀が終わって訪れた日常。悲しみから八つ当たりを繰り返すオードリーを見て、子供たちの心は離れていく。夫の死から立ち直るため、オードリーはジェリーに“自分を助けるために一緒に住んで欲しい“と頼む。こうして始まった共同生活の中で、ジェリーは自分を変えるべく断薬会に通い始める。また、子供たちとも打ち解け、いつしか父親代わりのような存在になっていく。ある日、娘のハーパー(アレクシス・リュウェリン)が行方不明になる事件が発生するが、ジェリーが無事に発見。自分よりジェリーが子供たちを知っていたことにオードリーは嫉妬を覚え、彼に家から出て行くよう告げる。しばらくしてオードリーのもとに、ジェリーと断薬会で一緒だったケリー(アリソン・ローマン)という女性から、最近彼の姿が見えないと連絡が入る。ヘロインに再び溺れていたジェリーを発見したオードリーは、彼を連れ帰り、再び共同生活を始める。ある晩、ケリーを招いたディナーの席で、オードリーは昔の火事のことを思い出す。色々なものを失ったことを悲しむオードリーにブライアンがかけた言葉は、“失ったのはただのものでしかない。それでもまだ、お互いがいるじゃないか。”改めて最愛の夫を失ったことに気付いた彼女は、ジェリーの前で泣き崩れる。ジェリーはリハビリセンターでの更正を決意。ハーパーに“帰ってきたら一生の友達でいるから”と言って別れた彼は、オードリーの家族と再び暮らす日を夢見て、リハビリに励むのだった。
「悲しみが乾くまで」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「悲しみが乾くまで」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ イギリス |
製作年 | 2007 |
公開年月日 | 2008年3月29日 |
上映時間 | 119分 |
配給 | 角川映画=角川エンタテインメント |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |