クローバーフィールド/HAKAISHA
くろーばーふぃーるどはかいしゃ Cloverfield- 上映日
- 2008年4月5日
- 製作国
- アメリカ
- 制作年
- 2008
- 上映時間
- 85分
- レーティング
- ジャンル
- パニック
解説
「M:i:III」のJ.J.エイブラムスがプロデュースしたパニック大作。民間人が家庭用ビデオで捉えた大惨事の映像という設定の下、ドキュメンタリータッチの演出で製作。また、タイトルもストーリーも一切明かさない謎めいた宣伝も大きな話題を呼んだ。出演は『ザ・ブラック・ドネリーズ』のマイケル・スタール=デヴィッド。
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この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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如庵
「Cloverfield」2008年; Matt Reeves監督; R.T.(77%Approval / 6.81/10)
素人ホームビデオ視点からの疑似主観ドキュメンタリーという設定の怪物パニック映画。プロ撮影で考えられない酔う揺れる画面と緊迫の臨場感、時に現れる上書き撮影前の平和映像。始め20分はワザとらし過ぎるウザいパーティー映像。そこから急転、神的な俯瞰映像から想像もつかない、真逆の個人主観パニック映像へ突入。その臨場感は戦争映像を革新した「プラトーン」以来の凄まじさ。モンスター出現直下の現場で逃げ惑う実在感、これは映像で感じなければ伝わらない斬新な実験だ。怪物の正体はわからない。
「クローバーフィールド/HAKAISHA」のストーリー
ニューヨークが未曾有の大惨事に襲われた5月22日。その様子は偶然にも民間人のビデオカメラに収められていた。カメラの所有者はロブ・ホーキンス(マイケル・スタール=デヴィッド)。その映像は暗号名“クローバーフィールド事件”と呼ばれる惨事の一部始終を捉えた貴重な資料として合衆国国防省に保管されていた。ニューヨークの高級アパート。東京への転勤が決まったロブのために、数多くの友人たちが集まって賑やかに送別パーティを開いていた。ロブの友人ハッド(T.J.ミラー)がビデオカメラを手に、別れを惜しむ友人たちの間を巡っている最中、突如大きな地響きが襲う。テレビにはニュース速報が流れ、街の様子を見ようと屋上に飛び出した彼らの目に飛び込んできたのは高層ビルの間に炸裂する巨大な爆発。そこからロブたちめがけて火の玉が飛来する。危険を避けようと階段を駆け下り通りに飛び出す一行。するとその目の前に、吹き飛ばされた“自由の女神”の頭部が転がってくる。信じられない光景にパニックを起こす人々。大勢の人々が右往左往する中、悲鳴に混じって人間のものとは思えない唸り声が響き渡る。そのとき、ハッドは巨大な“何か”を目撃。人々を襲い始める、その生物らしき巨大な“何か”。やがて、事態を収拾する目的で軍隊が出動、攻撃を開始。方々で上がる火の手、暴徒に破壊される商店。状況もわからず逃げ惑うロブたち民間人を巻き込んで、一帯は修羅場と化していく。
「クローバーフィールド/HAKAISHA」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「クローバーフィールド/HAKAISHA」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | パニック |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2008 |
公開年月日 | 2008年4月5日 |
上映時間 | 85分 |
配給 | パラマウント |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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2008年5月上旬特別号 | 劇場公開映画批評 「クローバーフィールド/HAKAISHA」 |