解説
「少林サッカー」、「カンフーハッスル」のチャウ・シンチーがSF映画に初挑戦。貧しい親子と、その下に突然現れた謎の生物“ミラクル7号”が繰り広げる感動コメディ。主人公の男の子ディッキーを演じるシュー・チャオは、1万人のオーディションの中から選ばれた少女。
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「ミラクル7号」のストーリー
母親を亡くした小学生のディッキー(シュー・チャオ)は、工事現場で働く父のティー(チャウ・シンチー)と二人暮し。貧しいながらも“最高の教育を受けさせたい“というティーの教育方針によって、金持ちが集まる名門小学校に通っている。しかし、穴の開いたスニーカーでは体育の授業にも参加させてもらえず、同級生のイジメを耐え忍んでいる毎日。ある日、お金持ちのガキ大将ジョニー(ホアン・レイ)が、学校に最新のペット型ロボット“ミラクル1号”を持ってくる。それを見たディッキーは“ミラクル1号”が欲しいとダダをこね、ティーと大喧嘩になってしまう。その夜、ティーはディッキーにまともなスニーカーを与えようと、いつものゴミ捨て場へ向かう。そこで彼が拾ったのは、緑色の物体。彼は知らなかったが、それは宇宙から来たUFOの置き土産だった。ティーからそれをもらったディッキーは、早速学校へ持参。ジョニーたちの前で“これは最新のオモチャ、ミラクル7号だ!“と自慢する。しかし、どう見てもそれは緑色のゴムボール。ボロ家に持ち帰っていじっていると、ふとした拍子にゴムボールは犬のような四本足の謎の生物に変身。ディッキーは“7(ナナ)ちゃん”と名づけ、そのミラクルパワーで学校生活がバラ色になることを期待する。だが、“ナナちゃん”はちっとも役に立たない。やがて失望したディッキーは、“使えねー”と言い放ち、ゴミ箱へ放り込んでしまう。しかし、すぐに“ナナちゃん”への期待が自分の身勝手だったことに気づき、二人は親友となる。“ナナちゃん”がきっかけでジョニーたちとも仲良くなり、ようやく楽しい学校生活が訪れる。しかしその矢先、ティーが仕事先で大事故に。思いがけない父の悲劇にディッキーは心を閉ざしてしまう。だがその夜、“使えねー”はずだった“ナナちゃん”は、誰にも知られることなくひとつの奇跡を起こす。
「ミラクル7号」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ミラクル7号」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | 中国 |
製作年 | 2008 |
公開年月日 | 2008年6月28日 |
上映時間 | 88分 |
配給 | ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | ドルビーSRD |
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