解説
「憲法9条改憲阻止」を掲げ、再結集した全学連・全共闘世代の闘いのドキュメンタリー。監督は、東映で助監督を務めたあと、ハリウッドでプロデューサー・監督として映画製作に携わってきた藤山顕一郎。彼自身も元闘志であり、この運動に参加する当事者でもある。また挿入歌を、監督の実妹で伝説の声優・藤山ジュンコが歌っている。2007年6月15日、東京・日比谷野外音楽堂に1200人が集まり、「憲法9条改憲阻止」を目的とした集会が開催された。ちょうど1年前の2006年6月15日、「憲法改悪反対」「樺美智子さん追悼」の小さな集会とデモを行った全学連OB数人の呼びかけによって、全学連・全共闘・学生運動OBが党派を越えて一堂に会したのだ。夢半ばにしてそれぞれの社会生活を営んできたかつての闘士たちも60代、70代となり、若いころより自由になった。そして2006年10月21日、銀座。「憲法9条改憲阻止!」をスローガンに、70年代以来途絶えていた『国際反戦デー』の復活を提唱する170人のデモが、再び立ち上がった彼らを中心に敢行された。さらに政権に対し抗議の実力闘争を呼びかける全学連・全共闘・学生運動OBの共同声明によって、『9条改憲阻止の会』が設立された。改憲準備法案である国民投票法案の強行採決が予想された2007年3月20日から5月2日まで、土・日・祝を除く連続40日間に及ぶ国会前のハンガーストライキが決行される。初日は60人が参加した。4月21日、国民投票法案が強行採決されるが、老若男女延べ1000人の参加によってストライキは貫徹された。その思いは6月15日の共同行動へ受け継がれる。47年前、60年安保闘争で樺美智子さんが命を落としたその日に、都内5ヶ所から9条改憲反対リレーウォークで国会を目指し、南門で樺美智子さん追悼集会を行う。そして午後6時、日比谷野音に1200人が集結した。そして熱気冷めやらぬまま、銀座を経由して道往く人々を巻き込みながら、東京駅までデモ行進は続いた。
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ユーザーレビュー
「We 命尽きるまで」のストーリー
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。
「We 命尽きるまで」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「We 命尽きるまで」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2007 |
公開年月日 | 2008年6月28日 |
上映時間 | 101分 |
製作会社 | オパスセブン |
配給 | オパスセブン |
レイティング | 一般映画 |
カラー/サイズ | カラー |