解説
フェルナンド・メイレレス監督(本作では製作)の名作『シティ・オブ・ゴッド』(その後のTVシリーズも好評)の兄弟篇といえる本作でも、描かれるのはリオデジャネイロのスラム街=ファヴェーラで繰り広げられるギャングたちの“仁義なき戦い”。だが本作は、二人の若者を物語の軸に据えることによって、友情、兄弟愛、父性といったテーマにフォーカスしている。また、立体感のあるリオの街を多角的に捉え、スラムがへばりつく丘から観光客が集うリゾートビーチへの距離感、さらに街のヒエラルキーが映し出されていて興味深い。100%ハンディ・キャメラで撮影された少年ギャングたちの激しい銃撃戦は、身の毛もよだつ迫力で迫ってくる。
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ユーザーレビュー
「シティ・オブ・メン」のストーリー
リオデジャネイロの貧民街“ファヴェーラ”で生まれ育った二人の少年、アセロラとラランジーニャは親友同士。幼い時から一緒に育った仲だ。ある日、ラランジーニャは長い間行方不明だった父親と再会する。彼は父親と暮らし始め、幼い子供を持つアセロラと距離を置くようになる。ギャング・グループの抗争が激しさを増す中、アセロラに残された道は、地元のグループに入ることだけだった…。
「シティ・オブ・メン」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「シティ・オブ・メン」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 |
製作国 | ブラジル |
製作年 | 2007 |
公開年月日 | 2008年8月9日 |
上映時間 | 106分 |
製作会社 | O2フィルムズ |
配給 | アスミック・エース |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD |
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