解説
ラジルのスラム街に生きる少年たちの姿をパワフルに描いたドラマ。監督はこれが日本初登場となるフェルナンド・メイレレス。共同監督はカチア・ルンヂ。脚本はこれが初長編となるブラウリオ・マントヴァーニ。原作はパウロ・リンスの同名ノンフィクション小説。出演は、本作で長編映画デビューとなる多くの新人たち、「セントラル・ステーション」のマテウス・ナッチェルガリほか。2002年マケラシュ映画祭監督賞、同年アメリカン・フィルム・インスティテュート映画祭観客賞、同年ハヴァナ国際映画祭9部門など受賞。
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「シティ・オブ・ゴッド」のストーリー
1960年代後半、リオデジャネイロ郊外に新設された公営住宅シティ・オブ・ゴッド。そこに住む強盗の青年カベレイラ(ジョナタン・ハーゲンセン)は、弟分リトル・ダイス(ドグラス・シルヴァ)の考案したモーテル襲撃事件がもとで、警察に銃殺される。70年代に入り、他の街に身を隠していたリトル・ダイスは、リトル・ゼ(レアンドロ・フィルミノ・ダ・オラ)と改名し、シティ・オブ・ゴッドを乗っ取るために戻ってくる。親友ベネ(フィリピ・ハーゲンセン)と共に麻薬ビジネスで大成功をおさめた。しかしベネは女性と恋におち、残忍なリトル・ゼに別れを告げる。だが送別会で、ベネはリトル・ゼと敵対するギャング、セヌーラ(マテウス・ナッチェルガリ)の弟分の銃弾に倒れる。70年代末期。リトル・ゼに恋人をレイプされ、家族を殺されたバス車掌のマネ(セウ・ジョルジ)は、復讐のためセヌーラと手を組み、抗争が勃発。シティ・オブ・ゴッド出身のブスカペ(アレシャンドレ・ロドリゲス)は、リトル・ゼのアジトで撮った写真が新聞社に買われて仕事を獲得し、ジャーナリストの道を歩み始めていた。やがて抗争は激化し、リトル・ゼもマネも死亡。ブスカペはリトル・ゼの遺体を撮影し、成功への道を手にするが、一方街では、ギャングと化した子供たちが銃を手に群れているのだった。
「シティ・オブ・ゴッド」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「シティ・オブ・ゴッド」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | ブラジル |
製作年 | 2002 |
公開年月日 | 2003年6月28日 |
上映時間 | 130分 |
製作会社 | 02フィルムズ=ヴィデオ・フィルムズ=ストゥーディオ・カナル |
配給 | アスミック・エース(アスミック・エース エンタテインメント=カルチュア・パブリッシャーズ 提供) |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD |
公式サイト | http://www.cityofgod.jp/ |
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