解説
俳優を夢見るヤクザと、ヤクザを演じる俳優が、ガチンコ勝負を条件にアクション映画で共演する。製作・原案は「悲夢」のキム・ギドクで、彼の助監督チャン・フンが初監督を務めた。出演は、TV『ごめん、愛してる』のソ・ジソブ、TV『がんばれ!クムスン』のカン・ジファン。第28回韓国映画評論家協会賞新人監督賞受賞。
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「映画は映画だ」のストーリー
高級クラブで、ヤクザのガンペ(ソ・ジソブ)と映画俳優のスタ(カン・ジファン)が居合わせる。ガンペのボスであるぺク会長は収監中で、彼の手下パク社長がやりたい放題やっていた。ガンペは時々会長の面会に行き、指示を仰いでいた。スタは新作のアクション映画の撮影中、相手に大怪我を負わせ、相手役を引き受ける者がいなくなる。そこでスタは、ガンペに出演を依頼する。ガンペは、自分とガチンコで戦うことを条件に了承する。ボン監督(コ・チャンソク)や共演女優のミナ(ホン・スヒョン)はガンペを受け入れるが、スタのマネージャーのイ室長は、スタの身を案じる。その夜、スタは恋人ウンソンと密会する。しかし人目を忍ぶ関係に嫌気がさした彼女は、彼の元を去ろうとする。翌日、スタとガンペが対峙するシーンを撮影する。緊張感のある映像に監督は満足する。スタはテレビで、ガンペが若いころに出演していた映画を見る。ある日、ぺク会長の家から、裁判で不利になる証拠が盗まれる。会長はそれがパク社長の仕業だと確信し、ガンペに社長の始末を命ずる。ガンペは手下たちと共に社長を縛り上げ海に沈めようとするが、突然スタの台詞を真似て、社長を逃がす。海辺でのロケ中、ミナが泣きながら海へと入っていく。ガンペは慌てて海に入るが、撮影中だった。しかし自分を心配してくれたガンペに、ミナは心惹かれる。2人の熱愛を目撃したスタは、ウンソンが恋しくなる。ある日チンピラが、スタとウンソンの密会現場を映したビデオをネタに恐喝してくる。スタはガンペに始末を頼むが、本物のヤクザのやり口にショックを受ける。そして警察に届けようとするが、イ室長にとめられる。室長はこの事件に絡んでいたのだ。撮影はラストシーンのみとなる。ガンペは、パク社長が舞い戻ったことを知ると片を付ける決心をし、撮影を抜ける。手下と共に社長を捕らえに行くが、反対に捕まってしまう。命だけは助かったガンペは、傷だらけのまま撮影に戻る。
「映画は映画だ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「映画は映画だ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アクション |
製作国 | 韓国 |
製作年 | 2008 |
公開年月日 | 2009年3月14日 |
上映時間 | 113分 |
配給 | ブロードメディア・スタジオ |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD |
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