解説
1974年、当時世界一高かったニューヨークのワールド・トレード・センターで綱渡りをしたフランス人フィリップ・プティの人生と芸術を、再現映像とインタビューで描くドキュメンタリー。監督は、「キング 罪の王」のジェームズ・マーシュ。米アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー映画賞ほか、映画賞多数受賞。
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【DVD】マン・オン・ワイヤー スペシャル・エディション(2枚組)
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「マン・オン・ワイヤー」のストーリー
1974年8月7日、23歳のフランス人フィリップ・プティは、ワールド・トレード・センターのツインタワーの間に張られた地上411mの綱で綱渡りを披露する。6年前、ツインタワー建設計画の雑誌記事を目にした彼は、1971年6月、ジャン=ルイ・ブロンデューとジャン=フランソワ・ヘッケルに支えられ、パリのノートルダム大聖堂の2つの尖塔の間の綱渡りを行う。また1973年、オーストラリアの友人マーク・ルイの助けで、シドニーのハーバー・ブリッジ北側の鉄塔で、2度目の違法綱渡りを敢行する。1974年1月、ニューヨークにやってきたフィリップは、ジム・ムーアの協力を得て、何度もツインタワーを訪れる。ジャン=ルイ、マーク、恋人アニーが彼の仲間だった。計画の日、ワールド・トレード・センターの屋上は工事中だった。フィリップとジャン=フランソワは南タワーに、ジャン=ルイとアルバートは北タワーに、工事作業員とビジネスマンに変装して入る。南タワーの82階にある保険会社で働くバリー・グリーンハウスが装置の運搬を許可し、さらに、エレベーター作業員のミスで104階まで上がることができた。フィリップたちは道具を隠し、自分たちも身を潜めた。闇夜の中、作業が始まる。ジャン=ルイはフィリップの合図で綱をつけた矢を放つ。しかし重い鉄のワイヤーが、固定される前に落ちてしまう。ジャン=ルイとアルバートは素手でケーブルを引っ張るが、アルバートが途中で諦めて去る。ジャン=ルイの尽力で何とか綱を固定することはできたが、理想的ではなかった。それでもフィリップは綱の上に足を踏み出す。そして45分間8往復の綱渡りの後、フィリップは不法侵入と治安紊乱行為の罪で逮捕される。しかしその後の裁判で、セントラルパークで子供たちにジャグリングを見せるという条件で容疑は撤回される。港湾管理委員会はフィリップに、永遠に有効と記されたワールド・トレード・センター展望デッキへのVIP許可証を贈呈する。
「マン・オン・ワイヤー」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「マン・オン・ワイヤー」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | イギリス |
製作年 | 2008 |
公開年月日 | 2009年6月13日 |
上映時間 | 95分 |
配給 | エスパース・サロウ |
レイティング | 不明 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD |
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2009年7月上旬号 | REVIEW 外国映画 「マン・オン・ワイヤー」 |