解説
ポーランドの映画監督クシシュトフ・キェシロフスキの没後10年を記念して製作されたドキュメンタリー。キェシロフスキ自身とスタッフ、友人らの証言を通じて、人間の真実を描こうとした彼の映像世界に迫る。監督はキェシロフスキの教え子で、ドキュメンタリー映画を中心に活動しているマリア・ズマシュ=コチャノヴィチ。
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ユーザーレビュー
「スティル・アライヴ」のストーリー
ポーランドの至宝として名を残す映画監督クシシュトフ・キェシロフスキは、学生時代にドキュメンタリーの製作を始め、ドキュメンタリーとドラマの混在する時期を経て、ドラマへ移行していく。その過程における20数本に及ぶ作品について、キェロフスキ自身とスタッフ、友人らの証言を収めた。映画の形式が変わっても、キェシロフスキの人間の見方は変わらず、“内部に深く入り込んで現実をとらえたい”と常に語っていた。キェシロフスキは10本の「デカローグ」シリーズがポーランドを越えてヨーロッパで認められると、人間の“死と愛”を、女性を通じて描き始める。彼の映像は女優たちも魅了し、フランスの女優カトリーヌ・ドヌーヴは映画への出演を手紙で懇願した。映画祭のトイレで親しくなった映画監督のヴィム・ヴェンダースは、キェシロフスキは目に見えないものをうつす人だと語る。ほかにも、映画監督のアニエスカ・ホランド、女優のイレーヌ・ジャコブやジュリエット・ビノシュ、キェシロフスキ作品を支えた作曲家ズビグニェフ・プレイスネル、脚本の共作者クシシュトフ・ピェシェヴィチなどが登場し、人間の内面に迫り、真実を描こうとしたキェシロフスキの映像世界を語る。
「スティル・アライヴ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「スティル・アライヴ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 伝記 |
製作国 | ポーランド |
製作年 | 2005 |
公開年月日 | 2009年6月20日 |
上映時間 | 82分 |
配給 | ワコー=グアパ・グアポ |
レイティング | 不明 |
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