解説
“15年間、他人の名前で生活し、交通事故で死んだ男”という実際のニュースをヒントに、「ラザロ -LAZARUS-」3部作の井土紀州監督が作り上げたミステリー。自分になりすましていた人物の死を知った女性が、真相を探っていく。出演は、モデルを中心に活躍する藤堂海。第33回モントリオール世界映画祭招待作品。
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ユーザーレビュー
「行旅死亡人」のストーリー
滝川ミサキ(藤堂海)は、ノンフィクション作家を目指し、地道に執筆を続ける24歳。だが、なかなかモノになるものが書けず、スーパーでアルバイトする日々を送っていた。そんなある日、彼女の元に一本の電話が入る。“滝川ミサキさんが急病で倒れ、病院に搬送されました”。自分が倒れたという電話に、訳がわからず面食らうミサキ。やがて、住民票を使って自分になりすましていた女がいることを知る。仕事の帰り、その女の顔を見ようと、同僚のアスカ(阿久沢麗加)を伴って入院先の病院を訪れる。昏睡状態のままベッドに横たわるその女(長宗我部陽子)の顔を覗き込むミサキ。しかし、彼女が目にしたのは、以前勤めていた出版社の吉村靖子だった。さらに困惑するミサキだったが、家族に知らせなければと、住所を調べて彼女の家を訪れる。だが、そこで応対に出た女性が思いがけない言葉を口にする。“吉村靖子は私だけど”。絶句するミサキ。“吉村靖子”という名もまた、他人のものだったのだ。一体、彼女は何ものなのか……?ミサキが途方に暮れていると、携帯が鳴る。女の容態が急変したというのだ。病院に駆けつけると間もなく、その女はわずかな言葉だけを残して、息を引き取った。ミサキは決意する。彼女の本当の名前と、何故他人になりすまさなければならなかったのか、その理由を突き止めると。真相の究明は、やがて壮絶な女の人生と交錯していくことになる……。
「行旅死亡人」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「行旅死亡人」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | サスペンス・ミステリー |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2009 |
公開年月日 | 2009年11月7日 |
上映時間 | 112分 |
製作会社 | 日本ジャーナリスト専門学校(製作協力 スピリチュアル・ムービーズ) |
配給 | 日本ジャーナリスト専門学校 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | 16:9 |
カラー/サイズ | カラー |
音量 | 不明 |
公式サイト | http://www.kouryo.com/ |
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