解説
昭和を代表するミステリー作家、松本清張。その生誕100年を記念し、不朽の名作を「ジョゼと虎と魚たち」の犬童一心が61年版に続き再映画化。新婚早々、夫に失踪された妻がその行方を追う中で、驚愕の事実が明かされて行く。「おくりびと」の広末涼子、「嫌われ松子の一生」の中谷美紀、「ぐるりのこと。」の木村多江が共演。
ユーザーレビュー
「ゼロの焦点(2009)」のストーリー
結婚式から7日後。仕事の引継ぎのため、以前の勤務地である金沢に戻った鵜原憲一(西島秀俊)が姿を消す。憲一の妻・禎子(広末涼子)は、見合い結婚のため夫の過去をほとんど知らず、失踪の理由もさっぱり見当がつかない。夫の足跡を辿って金沢へと旅立った禎子は、憲一のかつての得意先企業、室田耐火煉瓦会社で社長夫人の室田佐知子(中谷美紀)、受付嬢の田沼久子(木村多江)という2人の女性と出会う。日本初の女性市長選出に向けて支援活動に精を出す佐知子。教養がなく貧しい出身だが、社長のコネで入社した久子。決して交わるはずのなかった3人の女性の運命だったが、憲一の失踪事件がきっかけとなり、複雑に絡み合っていく。一方、憲一の失踪と時を同じくして起こった連続殺人事件に関して、ある事実が判明する。事件の被害者は、いずれも憲一に関わりのある人間だったのだ。夫の失踪の理由とは?連続殺人の犯人の正体とその目的は?全ての謎が明らかになるとき、衝撃の真相が禎子を待ち受ける……。
「ゼロの焦点(2009)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ゼロの焦点(2009)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | サスペンス・ミステリー |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2009 |
公開年月日 | 2009年11月14日 |
上映時間 | 131分 |
製作会社 | 「ゼロの焦点」製作委員会(電通=東宝=テレビ朝日=木下工務店=朝日新聞社=日販=Yahoo! JAPAN=TOKYO FM=朝日放送=メ~テレ=IMJエンタテインメント=TSUTAYAグループ=FLaMme=九州朝日放送=北海道テレビ=北陸朝日放送=広島ホームテレビ=愛媛朝日テレビ) |
配給 | 東宝 |
レイティング | 不明 |
アスペクト比 | 不明 |
カラー/サイズ | カラー |
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