解説
「スター・トレック」のクリス・パイン主演で贈るパニックスリラー。殺人ウィルスが蔓延した世界で、生き残りを賭けて人里離れた土地を目指す男女のグループ。やがて1人がウィルスに感染したことをきっかけに、内面に潜む本性を剥き出しにしていく。監督はスペインの新鋭アレックス・パストーとデヴィッド・パストーの兄弟。
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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如庵
パンデミックで人類が滅び、無政府状態の中で生き残った人々が、どう行動するかの話。
粗暴で頭の悪い兄と、おとなしく優秀な弟の兄弟を中心に描かれているが、兄にしても、弟にしても、極限状態では同じようになってしまうという、なんの想像力も、創造性も感じられない、ありきたりな結末な終末映画。だから何ら救いもない。
わざわざ映画を製作してまで、表現したいスペシャルな何かが欠落している。
「フェーズ6」のストーリー
治療薬もない致死率100%のウィルスが蔓延した世界。ほんのわずかの人間だけが生き残り、街はゴーストタウンと化していた。そんな状況の中で、ウィルスに感染せず生き残っていたお調子者のブライアン(クリス・パイン)と真面目で心優しい弟のダニー(ルー・テイラー・プッチ)の兄弟はあるルールを決める。“生き残るためには感染者と接触しないこと”。そして、2人はブライアンの恋人ボビー(パイパー・ペラーボ)とダニーの女友達ケイト(エミリー・ヴァンキャンプ)を連れ、アメリカ南西部の砂漠を車で走っていた。目的地は、幼い頃に訪れたメキシコ湾岸の人里離れたサーファービーチ。最近は廃れて空き家だらけになっていたので、感染を逃れているかもしれないと考えたのだ。そこでウィルスが沈静化するまで暮らし、人類の生き残りとして新たな世界を築くつもりでいた。その道中に出会うのは幼い娘が感染した親子や、死を望む医師、防護服を着込んで生き残りを図る男たちなど、様々な人々。それらを振り切って先を急ぐブライアンたちだったが、次第に子供っぽい無邪気さは失われていく。そして、4人のうち1人が感染していることが発覚。やがて彼らは、ウィルスよりも恐ろしいのは、お互いの心の中に潜む人間の本性であることを悟ってゆく。彼らが直面する人間の本性とは?そして、絶望の先に待ち受ける悪夢のような結末とは……?
「フェーズ6」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「フェーズ6」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | パニック |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2009 |
公開年月日 | 2010年4月24日 |
上映時間 | 85分 |
製作会社 | Likely Story |
配給 | ブロードメディア・スタジオ=ポニーキャニオン |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | ドルビーSRD/DTS/SDDS |
公式サイト | http://www.phase6-movie.jp/ |