ノン、あるいは支配の空しい栄光
のんあるいはしはいのむなしいえいこう NO, OR THE VAIN GLORY OF COMMAND- 上映日
- 2010年4月17日
- 製作国
- ポルトガル スペイン フランス
- 制作年
- 1990
- 上映時間
- 110分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- ドラマ
解説
ポルトガルの詩人ルイス・ド・カモンイスの『ウス・ルジアダス』をベースに、各時代の英雄たちの戦いや死を通して、ポルトガルの栄光と敗北の歴史を描き出す。監督は、「夜顔」のマノエル・デ・オリヴェイラ。出演は、「階段通りの人々」のルイス・ミゲル・シントラ、「世界の始まりへの旅」のディオゴ・ドリア。
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「ノン、あるいは支配の空しい栄光」のストーリー
1974年春、アフリカの植民地戦争に参加しているポルトガルの兵士たちは、不毛な戦争について議論を始める。カブリタ少尉(ルイス・ミゲル・シントラ)は、ポルトガルの戦争の歴史を語り出す。紀元前2世紀、ローマ軍がルシタニアと呼ばれていた地方に侵略する。智勇に長けたヴィリアト(ルイス・ミゲル・シントラ)に指揮された市民は、勇敢に抵抗する。力では勝てないと考えたローマ軍は、ヴィリアトの部下を買収し、暗殺させる。十字軍の時代になり、ポルトガル王国が形成されていく。アフォンソ1世以降、イベリア半島の統一と北アフリカのムーア人征服が歴代国王の悲願となる。15世紀後半、カスティーリャの王位を狙ったアフォンソ5世はスペインの一部の貴族と謀り、レオン地方の大部分を占領するが、トロの戦いに敗北する。1490年4月、ジョアン2世(ルイ・ド・カルヴァーリョ)は、息子アフォンソ王子とカスティーリャのイサベラ王女(ローラ・フォルネル)を政略結婚させる。しかし8月、王子が落馬して死去したため、イベリア半島の平和的統一の夢は潰える。ポルトガルは植民地主義へ向かい、海洋帝国を目指す。ヴァスコ・ダ・ガマはインド航路を確立し、新世界への道を開いた。16世紀後半、セバスチャン王(マテウス・ロレナ)はモロッコ遠征を強行し、アルカセル・キビルで壊滅的な敗北を喫する。国王も戦死し、ポルトガルの歴史上、最大のダメージを被る。1974年の現代に戻り、カブリタ少尉は支配することの無益さを慨する。翌朝、少尉らの小隊は出発するが、ゲリラに襲われる。重傷を負い、昏睡状態に陥った少尉は、セバスチャン王の幻を見る。
「ノン、あるいは支配の空しい栄光」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ノン、あるいは支配の空しい栄光」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | ポルトガル スペイン フランス |
製作年 | 1990 |
公開年月日 | 2010年4月17日 |
上映時間 | 110分 |
製作会社 | Madragoa Filmes=Tornasol Films=Gemini Films=SGGC |
配給 | アルシネテラン |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
音量 | ドルビー |
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2010年6月上旬号 | 評論家発映画批評 「ノン、あるいは支配の虚しい栄光」 |