エアベンダー
えあべんだー THE LAST AIRBENDER
解説
「シックス・センス」、「ハプニング」のM・ナイト・シャマラン監督が贈るファンタジーアドベンチャー大作。気、水、火、土のエレメントを4つの王国が統治する世界で、戦乱に荒れる世を救う使命を託された少年の冒険を描く。出演は実際に格闘技経験を持つノア・リンガー、「スラムドッグ$ミリオネア」のデヴ・パテル。3D/2D同時公開。
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この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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如庵
火の国の鎧は日本風だし、動きはカンフーという点で、ファンタジーな世界観に直ぐには入り込み難い。
しかし、慣れてしまえば、酷評されたほど悪くはなく、アジア切口の演出も充分楽しめる映画。アジア風を換骨奪胎しているだけに、火水木金土の五行思想ではなく、古代西洋伝統の火=気=水=土の四元素論に基づいている。
格闘技経験もあるというアバター役の主演ノア・リンガーは流麗な動きで、ユニSEXな不思議な魅力があり、少年なのか少女なのかよくわからない。もし続編ができるのであれば、8Kハイビジョン大画面か3Dでぜひ観てみたい。
「エアベンダー」のストーリー
かつて、気、水、土、火の4つの王国により均衡を保っていた世界。それぞれの王国には気、水、土、火のエレメントを操ることができる“ベンダー”と呼ばれる者たちがいた。中でも、4つのエレメント全てを操り、世界に調和をもたらすことのできるベンダーは、“アバター”と呼ばれて崇められていた。アバターは4つの王国から順番に誕生することになっており、さらに、アバターになるためには多くの犠牲を払わなければならなかった。ある時、火の王国が反乱を起こし、世界の秩序は崩壊。100年に及ぶ戦乱の時代に突入する。アバターが誕生する予定になっていた気の王国は、火の王国の攻撃によって全滅。アバターになるための修行を重ねていた12歳のアン(ノア・リンガー)は、氷に閉じ込められてしまう。100年後。眠りから目覚めたアンは、水の王国のベンダーである少女カタラ(ニコラ・ペルツ)と兄のサカ(ジャクソン・ラスボーン)に出会い、一緒に世界に調和をもたらす宿命の旅に出ることになる。一方、世界征服を企む火の王国の王オザイ(クリフ・カーティス)は、心優しい王子ズーコ(デヴ・パテル)に、アンを捕らえてくるまで戻らぬようにと、命令を下す。水の王国で水の技の修行に励むアン、カタラ、サカの前に立ち塞がるズーコとその軍団。戦場と化したこの国で、王女ユエ(セイチェル・ガブリエル)はある壮絶な決意を固める。その頃、火の王国の侵略を受けつつある土の王国では、土のエレメントを操るアースベンダーたちが囚われの身となっていた。窮地を脱し、この地に辿り着いたアンの一行は、アースベンダーたちのその姿に“自分たちの力を信じて、ともに立ち上がり戦おう”と訴える……。果たして、アンは自らの過酷な運命を克服し、アバターとなって世界に再び安定と調和をもたらすことができるのか……?
「エアベンダー」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「エアベンダー」のスペック
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