解説
阪神大震災から15年目の2010年に放送されたNHKのドラマを再編集して劇場公開。「百万円と苦虫女」の森山未來、「七瀬ふたたび」の佐藤江梨子という、実際に震災を体験した2人を主演に、15年を経て震災と向き合おうとする若者の姿を描く。脚本を手掛けたのは震災で実家が被災した渡辺あや(「ジョゼと虎と魚たち」)。2025年1月17日より特別再上映。
ユーザーレビュー
「その街のこども 劇場版」のストーリー
1995年1月17日、午前5時46分。神戸の街を一瞬にして破壊した阪神大震災が発生した。それから15年。子供の頃にこの震災を体験し、今は東京で暮らす勇治(森山未來)と美夏(佐藤江梨子)。2人は“追悼のつどい”が行なわれる前日に神戸で偶然知り合い、震災15年目の朝を迎えるまでの時間を共に過ごすことになる。震災によって受けた心の傷に向き合うため、今年こそ“追悼のつどい”に参加すると心に決めていた美夏。それに対し、出張の途中に“なんとなく”神戸に降り立っただけだと言い張る勇治。全く異なる震災体験をした2人の間には、大きな溝が広がっているように見えた。しかし、ある場所に差し掛かった時、美夏は勇治が長年抱え込んできた過去を垣間見ることになる。復興を遂げた真夜中の神戸の街を背に、これまで語ることのできなかった2人の想いが、不器用に溢れ出そうとしていた……。
「その街のこども 劇場版」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「その街のこども 劇場版」のスペック
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