解説
癌で余命わずかな父親が、自閉症の息子と過ごす最期の日々を描くヒューマンドラマ。「エクスペンダブルズ」のジェット・リーが、アクションなしで挑み新境地を開拓した。共演は、本作で2010年上海国際映画祭メディア賞部門主演男優賞を受賞したウェン・ジャン。監督は、「北京ヴァイオリン」脚本のシュエ・シャオルー。
ユーザーレビュー
「海洋天堂」のストーリー
中国、チンタオ。妻に先立たれたワン・シンチョン(ジェット・リー)は、自閉症の息子ターフー(ウェン・ジャン)を男手ひとつで育てていた。シンチョンは自身が癌で余命わずかと知り、21歳になったターフーと心中を試みる。2人で海に飛び込むが、ターフーは足かせをほどいて水面へ上がっていく。向かいの家に暮らす女性チャイ(ジュー・ユアンユアン)はそんな事情を知らず、帰宅した2人を温かく迎える。シンチョンは水族館の仕事の合間に、自分の死後息子を預かってくれる施設を探す。同時に、ターフーに1人で生きていくために必要なことを、ひとつひとつ教えていく。一方チャイは、父子の留守中にシンチョンの主治医が訪ねてきたことから、シンチョンの病気や心中のことを知る。シンチョンに想いを寄せていたチャイは、彼の力になろうとする。かつて世話になった養護施設のリュウ先生のお陰で、ターフーを受け入れてくれる施設を確保する。シンチョンは最期の日まで、息子と施設で暮らすことにする。そのころターフーは、水族館に巡業で来ていたサーカス団の女ピエロ・リンリン(グイ・ルンメイ)と仲良くなっていた。シンチョンは死期が近づき、あることをターフーに教える決意をする。
「海洋天堂」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「海洋天堂」のスペック
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2011年7月下旬号 |
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