鵞鳥湖の夜
がちょうこのよる THE WILD GOOSE LAKE- 上映日
- 2020年9月25日
- 製作国
- 中国 フランス
- 制作年
- 2019
- 上映時間
- 111分
- レーティング
- PG-12
- ジャンル
- サスペンス・ミステリー ドラマ
解説
ベルリン国際映画祭金熊賞・銀熊賞(男優賞)受賞作「薄氷の殺人」のディアオ・イーナン監督によるサスペンス。誤って警官を射殺したチョウは、懸けられた報奨金を妻子に残そうと画策。妻の代理として来た娼婦アイアイと行動する彼を警察や窃盗団が追い……。孤独なアウトサイダー、チョウを「1911」のフー・ゴーが、水辺の娼婦・水浴嬢のアイアイを「薄氷の殺人」のグイ・ルンメイが演じ、中国アンダーグランドの犯罪や社会の底辺で生きる人間たちの現実を描く。第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
いいねえ。エドワード・ヤンの「牯嶺街少年殺人事件」を思い出してしまった。映画全体の雰囲気、闇の中の映像。なんか彷彿とさせるんだよね。
習近平政権下で、こんな半グレを主人公にしたノワールがとれるんだ。
それにしても中国映画は、新しい才能が出てきているんだ。フー・ボー「象は静かに座っている」、ロウ・イエ「ふたりの人魚」、ジャ・ジャンクー「長江哀歌」なんかもいいよねぇ。
私なんか、中国解放後の陳凱歌、張芸謀、田壮壮が出てきた頃に新しい監督として認識していて、その後は知らなかったけど、この映画も含めて先に挙げた監督達もいいよねえ。
ラスト、どう解釈します?その通りに解釈するか?さらに裏があるか?
「鵞鳥湖の夜」のストーリー
2012年、中国南部。鵞鳥湖の周辺一帯は再開発から取り残されており、ギャングたちが縄張り争いを繰り広げていた。刑務所から出所後に古巣であるバイク窃盗団に戻ったチョウ(フー・ゴー)は、対立する猫目・猫耳兄弟たちとのトラブルに巻き込まれ、逃走。誤って警官を射殺してしまい、たちまち全国指名手配され、追い詰められてしまう。自分に懸けられた報奨金 30 万元を妻と幼い息子に残そうと画策する彼の前に、妻の代理としてアイアイ(グイ・ルンメイ)という見知らぬ女がやってくる。彼女は寂れたリゾート地の鵞鳥湖で水浴嬢、すなわち水辺の娼婦をしていた。アイアイと行動を共にするチョウは、警察や報奨金の強奪を狙う窃盗団に行く手を阻まれ、袋小路に迷い込んでいく……。
「鵞鳥湖の夜」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「鵞鳥湖の夜」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | サスペンス・ミステリー ドラマ |
製作国 | 中国 フランス |
製作年 | 2019 |
公開年月日 | 2020年9月25日 |
上映時間 | 111分 |
配給 | ブロードメディア・スタジオ |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | http://wildgoose-movie.com/ |
コピーライト | (C)2019 HE LI CHEN GUANG INTERNATIONAL CULTURE MEDIA CO.,LTD.,GREEN RAY FILMS(SHANGHAI)CO.,LTD., |
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