解説
「月下の銃声」のシド・ロジュールが製作担当、「孤児」のジャック・J・グロスが製作に当たった1949年作品。ジョージ・W・ジョージとジョージ・F・スレヴィンの共同書き下ろしストーリーを「バグダッド」のロバート・ハーディ・アンドリュースがチャールズ・グレイソンと共同脚色、「ジェーン・エア」のロバート・スティーヴンソンが監督した。撮影は「ママの思い出」のニコラス・ミュラスカ、作曲は「奇蹟の鐘」のリー・ハーライン。主演は「マーガレットの旅」のライレン・デイ、「ベルリン特急」のロバート・ライアン、「アパッチ砦」のジョン・エイガーの3人で、他に「男性都市」のトーマス・ゴメス、「特ダネ女史」のジャニス・カーター、「出獄」のリチャード・ロバーらが助演。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「十三号桟橋」のストーリー
サンフランシスコの船会社で副社長の椅子についているブラッド・コリンズ(ロバート・ライアン)は美しいナン(ラレイン・デイ)と結婚したてだったが、過去に共産党員だった経歴はひたすら隠していた。新婚旅行の途中、彼は昔の愛人で党員のクリスティン(ジャニス・カーター)に会った。彼女はブラッドとのよりを戻すため彼に近ずくうちナンの弟ドン(ジョン・エイガー)と知り合い、真剣な愛を感じ始めた。党の支部長ヴァニングはクリスティンの通報でブラッドを脅迫した。一方クリスティンはドンに自分の身分をしゃべってしまい、怒った支部は秘密保持のためにドンを轢殺した。クリスティンを訪ねたナンは、彼女から弟の死と党の内情を聞かされ、犯人を探しに埠頭へ出かけた。クリスティンは党情暴露の遺書を書き始めたが、そこへ現われたヴァニングは彼女を窓から突き落とした。妻を追ってブラッドは埠頭倉庫に駆けつけた。ナンは党支部へ連行されようとしていたが、ブラッドに発見され、逃げる2人との党員との間に壮絶な射ち合いが始まった。警官隊が駆けつけたとき、ヴァニングはブラッドの手で倒され、ブラッド自身も妻の胸に抱かれて静かに息を引き取った。
「十三号桟橋」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「十三号桟橋」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1949 |
公開年月日 | 1951年12月18日 |
製作会社 | RKOラジオ映画 |
配給 | CMPE |
レイティング |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1957年春の特別号 | 日本映画紹介 第十三号桟橋 |
1957年5月上旬号 | 日本映画批評 第十三号桟橋 |