ストリート・オブ・ファイヤー
すとりーとおぶふぁいやー Streets of Fire
解説
ストリート・ギャングに誘拐されたかつての恋人を救うために故郷に帰ってきたヒーローの活躍を描く。製作はローレンス・ゴードンとジョエル・シルヴァー。エグゼクティヴ・プロデューサーはジーン・レヴィ。監督は「48時間」のウォルター・ヒル。脚本はヒルとラリー・グロス、撮影はアンドリュー・ラズロ、音楽はライ・クーダー、プロダクション・デザイナーはジョン・ヴァロン、編集はフリーマン・デイヴィスとマイケル・リップス、衣裳はマリリン・ヴァンス、振付はジェフリー・ホーナディが担当。出演はマイケル・パレ、ダイアン・レイン、リック・モラニス、エイミー・マディガン、ウィレム・デフォー、デボラ・ヴァン・ヴァルケンバーグなど。ドルビー・ステレオ。日本版字幕は戸田奈津子。テクニカラー、ビスタサイズ。1984年作品。
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「ストリート・オブ・ファイヤー」のストーリー
高架線と路地裏の多い街、リッチモンド。リッチモンド生まれのロック・クイーン、エレン・エイム(ダイアン・レイン)がアタッカーズを引き連れて凱旋して来た。ロック・コンサート会場は熱気に包まれ、ピークに達しようとしていた。その時、ストリートギャングボンバーズのリーダー、レイヴェン(ウィレム・デフォー)が手下を指揮してステージに乱入、エレンを連れ去った。その夜、レストランで働くリーヴァ(デボラ・ヴァルケンバーグ)は弟のトム・コーディ(マイケル・パレ)に手紙を出した。トムはエレンのかつての恋人で、彼女の危機を知れば弟が街に戻ってくることをリーヴァは知っていた。数日後、ロングコートに身を包んだトムが帰ってきた。彼はボンバーズの情報を得るため、かつての馴染みの酒場に出かけていった。そこでトムはマッコイ(エイミー・マディガン)と名のる元陸軍の車輛係をしていた女兵士と出会い、意気投合。その夜、宿無しのマッコイをリーヴァのアパートに泊めてやった。翌日、トムは1人で武器を調達、組立式のウィンチェスター・ライフル、ポンプ式ショット・ガン、それに45口径リボルバーで武装しエレン奪還の準備を整えた。その日の午後、エレンのマネージャー兼恋人のビリー・フィッシュ(リック・モラニス)と会い、救出に成功したらトムとマッコイに賞金1万ドルを出させることを約束させた。3人はボンバーズの根城であるバッテリー地区へ向かった。真夜中、バッテリー地区の根城の中では熱狂のロックが渦巻き、外ではバイクを乗りまわすライダー達がたむろしていた。トムがそのライダーたちのオートバイをウィンチェスター・ライフルで破壊、その間隙をぬってマッコイが単身アジトに侵入しレイヴェンに拳銃をつきつけた。トムとマッコイはエレンを救出、4人は作戦の成功を祝った。だがトムが賞金目当てに自分を救い出しに来たことをビリーから聞いたエレンは、卜ムの心を計りかねた。リッチモンドへの帰路、警察の封鎖を突破するため、ドゥアップ・グループソレルズのバスを乗っ取り、封鎖線を強行突破した。リッチモンドの人々はエレンたちを熱烈に歓迎した。トムが自分を救出してくれたのは金のためではないことを知ったエレンはトムの胸にとび込み、2人の間に昔の愛が甦えった。だが、メンツをつぶされたレイヴェンが黙っているわけがない。彼の仲間を集めトムを倒してエレンを奪おうと全面戦争の準備にとりかかった翌朝、ボンバーズがリッチモンドを取り囲んだ。迎えうつ住民たち。トムとレイヴェンの大型ハンマーによる死闘が始まった。数分後、その場に立っていたのはトムだった。夜、エレンのロック・コンサート会場をあとに、トムとマッコイは街を去った。(ユニヴァーサル映画=CIC配給*1時間33分)
「ストリート・オブ・ファイヤー」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ストリート・オブ・ファイヤー」のスペック
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